from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

正しいおじさん

内田樹著「おじさん」的思考』を一応読み終えた。着眼点が私にとっては割と新鮮で面白く読めたし、かなりの部分は納得させられもした。でも、ちょっと引っ掛かる部分もいくつかあった。「インテリで、リベラルで、勤勉で、公正で、温厚な『正しいおじさん』…

Webサービス

CNET Japanのコラム「はてながこだわるWebサービス提供の本音」に、 Amazonはなぜ検索エンジン上でこれほどまでに優位なポジションを独占しているのでしょうか。それは、グーグルに限らず近頃の検索エンジンが、該当ページの被リンク数を基準に表示順位を決…

病院受付販売人

中国特快新聞に、 8日早朝、積水潭医院で張り込んでいた警察は‘受付販売人’17人を逮捕した。この病院の‘受付販売人’というのは毎朝5時30分病院の受付が開始する頃やって来て、病人の列に紛れ込み受付を多人数分行いその受け付け順番を順番待ちをしてい…

哀れなピエロのように見えた

妻に団地の防災訓練に行っといてと言い残して、子どもを連れて、電車の絵本を返しに図書館に行った。「今度は何を借りる?」と聞きながら、子供用本棚コーナーに連れて行くと、もう乗り物の本が置いてある棚を覚えていて、すぐに電車の本を取り出した。「電…

昨日、内田樹著『「おじさん」的思考』を読んでいたら、「パーソナリティの発達過程とは、人格の多重化のプロセスである」とあって、 幼児にとって世界は未分化、未分節の混沌である。幼児にとって世界との接点はもっぱら粘膜であり、その対象は人間であれ、…

「楽チン」専業主婦

SHANGHAI EXPLORERの「3兄妹の上海幼稚園留学記 第6回 お母さんたちの1日」に、 日本では女性は結婚後退職し家庭に入るというケースが多いのですが、ちょっと前までは中国では女性も結婚、出産後、仕事を続けるのは当たり前でした。しかし最近では、日本同様…

この前知り合った女の子を連れてきた

昨日、梅雨入りしたとラジオで言っていたが、今朝は雨が上がって、少しだけ日差しもあって一日雨は降らなそうな感じだった。10時過ぎに、妻が子どもと中央公園まで散歩に出かけようとしたとき、子どもが「あめ、ふってるよ」と言うので、ベランダに出て確…

歴史の中にある

武田徹さんの「オンライン日記」に、 事実が歴史を形成するように、ジャーナリズムもまた歴史の中にある。だからこそ、ファクトを正しく表現しているかというだけでなく、なぜそう書かれたかを社会の価値観の変化を視野に入れつつ、書かれた対象になる事実の…

NETWORLD+INTEROP TOKYO 2005

展示会はもう何年も行ったことがなかったが、招待状をもらったので、小雨降る中、幕張メッセまで行ってきた。幕張は遠かった。お陰で、しっかり本が読めた。これが今日の収穫。 相変わらずの展示会風景だった。「ユビキタスを支えるインターネットテクノロジ…

家族のあり方を変えるゲーム機

まったくゲームをやらないし、ゲーム機にもあまり興味はないけれど、nikkeibp.jpの『「Revolution、お母さんを敵に回さぬ」、任天堂・岩田氏』というタイトルは気になったので、読んでみた。 「各家庭は、ゲームをする人としない人が一緒に暮らす。個人的に…

今日は子どもが急に大泣きすることが2回あった。ふざけていてテーブルに置いてあったウォークマンに手が触って床に落としたときと、妻にもたれかかろうとして体の何処かが触ってパソコンの電源を入れたとき。寝る前にどうして泣いたのか聞いてみた。そうし…

違う文脈

宮台真司『「仕事での自己実現」と「消費での自己実現」しかないという思い込みをやめよ』から。 社会が成熟化すると、「仕事での自己実現」か「消費での自己実現」以外の生き方が存在しない社会システムを、実りがないと感じて退却する者たちも出てきます。…

違う文脈

「内田樹の研究室」に、 メディアの仕事は、「情報の発信」ではなく、怠惰な読者が回避したがるこの「文脈の形成」という作業を代理することである。 ある出来事を報じるときに、それとまったく違う時代に違う場所で起きた別の出来事を「並べる」ことによっ…

妻が近所で中国人女性に出会った

夕飯を食べてから、子どもが三人で体育館に行きたいというので、本を持って、渋々ついていった。体育館に着くと、プレイコーナーに4歳ぐらいの女の子が一人遊んでいて、その子のお母さんが側で見守っていた。うちの子どもはそれを見て、「うゎー、おともだ…

中日新聞から。 河野洋平衆院議長は七日、国会内で小泉純一郎首相と会談し、日中関係悪化の一因となっている首相の靖国神社参拝問題について「慎重の上にも慎重に考えてほしい」と、参拝を自粛するよう申し入れた。首相は「よく分かった」と答えたが、「中国…

軍事費

NIKKEI NETから。 【ロンドン7日共同】スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は7日、2005年版の年鑑を発表、04年の世界の軍事費が推計で前年比実質5%増の1兆350億ドル(約110兆円)に達し、米国が全体の47%を占めたと指摘した。同研…

何もできない

保育参観があり、ちょこっと見に行った。てるてる坊主を作る工作の時間だった。1クラス20名で、保育士さんが2名。一人の保育士さんが作り方を説明し、もう一人の保育士さんが手伝ってあげる形をとっていたが、ちょっと工作の内容が難し過ぎるようで、園…

狂言

NIKKEI NETに「伝統の笑い、国連で披露・狂言師の野村萬斎さん」という記事があった。 公演前に舞台あいさつした野村さんは、「父(万作氏)が30年前に米国で『茸』を演じた時は、『ベトナム戦争批判だ』との批評を受け、15年前には『(主題は)ニューヨーク…

先日、「ミンダナオ島で、旧日本軍の兵士と見られる2人が生存している可能性がある」と大騒ぎになったようだが、これに関連して、「田中宇:フィリピンは救われるか」に、 産経新聞の上層部に、誇張と知りながら報道を続けていた「故意」または「未必の故意…

図書館から借りてきて、「宮台真司interviews」を読んでいる。 母親は「上海生まれの上海育ち」。専業主婦であった母親に「三歳からバイオリンを習わされるというお坊っちゃま教育を施され」たが、「早生まれということで、(小学校の低学年までは)非常に発…

ついていない

朝から今にも雨が降りそうな空模様だったが、一日雨は降らなかった。 明日生協の牛乳の配達日だから、牛乳瓶を外に置いてあるクールボックスに入れておこうと持って行ったら、牛乳が入った瓶があった。何でと思ったが、土曜日に配達されたのを取り込むのを忘…

愛憎二重心理

園田茂人さんの「対外認識の愛憎二重心理とどう向き合うか」から。 強く豊かな国に対する強烈な憧れと、その裏側にある憎しみや妬みの感情。毛沢東時代には、前者の感情を押し殺し、後者の感情を社会主義建設に利用してきた。トウ小平の時代になり、改革開放…

「中国情勢24」に、 中国控制喫煙協会の張義芳・名誉会長は、「全世界の喫煙者13億人のうち、中国の喫煙人口は3分の1に相当する3.5億人」というデータを提示。中国における喫煙が深刻な社会問題となっていることを指摘した。31日付で中国新聞社が伝…

紫陽花が咲き出した

保育園の連絡帳に、遠足の玉入れで悔しい思いをしたようでしたと書いておいたら、保育士さんが「くやしかった?ときいてもにこにこ笑ってごまかしている○○くんでしたョ」と連絡帳に書いてくれていた。 紫陽花が咲き出した。日向にあるものより、日陰にあるも…

久しぶりに新聞を買ってみた。朝日新聞を買った。一面、社会面とも特に気になる記事はなかった。「橋爪大三郎さんのポケットから」というコラムに、 《若者たちの中に「確固たる自信のなさ」…が蔓延しつつある》と、精神科医の斉藤環さんはいう。《「ここは…

朝日新聞

内田樹さんが 三週間ほど前に原稿が送られてきたときに、自分のことばとして読まれてもいいように手を入れた。 手を入れすぎたらしくて、そんなに直されては困ると言われた。 面倒になったので「では、そちらのよろしいように」と最終的な文章作成を記者に任…

ブッシュに捧げた戦略戦術

「2005年森田実政治日誌」に、友人から電話で言われたこととして、 どうして小泉首相は再び靖国問題を自分の側から火をつけたか、ご存知か。どうして武部幹事長を中国へ送って中国側が激怒するような「(中国側の靖国批判は)日中平和友好条約の内政不干渉原…

気候的は割と爽やかな一日だった

今日は、湿度が下がって、割と爽やかな一日だった。 午前、全国水道週間ということで、近くの浄水場で「水・好き」フェスティバルがあるというので、子供を連れて見に行ってきた。スーパーボールすくいや風船のヨーヨーのコーナーがあった。この前行ったお寺…

小泉首相のかつての盟友だった加藤紘一さんは、 私は、日中間はこの関係が良くならないと、アジアの発展とか世界の政治の安定とかにいろいろな問題が起きるというような、先々に向かっての大きなビジョンを語り合うのならいいのですけれども、昔のことをお互…

保育園の遠足に行った

「きょうのいちにちどうだった?」と、昨夜寝る前に3歳の子供に聞かれた。妻が私に言っていたのを覚えていて、使ってみたようだ。保育園でも園児達が親が話していることをそのまま保育士さんに言っている可能性がある。これからは子供の耳に届くところで迂…