from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

軍事費

NIKKEI NETから。

【ロンドン7日共同】スウェーデンストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は7日、2005年版の年鑑を発表、04年の世界の軍事費が推計で前年比実質5%増の1兆350億ドル(約110兆円)に達し、米国が全体の47%を占めたと指摘した。同研究所の推計で軍事費が1兆ドルを超えたのは冷戦終結後、初めて。

そのお金が環境改善や環境悪化防止に当てられていたらと言ってみてもしょうがないか。「NPO法人市民教育交流の会」というところのページには、「世界の軍事費総額でできること」が上げられているけど。武田徹さんのオンライン日記には、

論座』2005年6月号で井上達夫がこう書いている。
「絶対平和主義は<侵略などないはずだ>という幼児的願望思考や平和ボケとは無縁であり、むしろ、軍事力に置いて圧倒的に優越した侵略者・弾圧者に対して武力抵抗に訴えるよりも、非暴力抵抗の強い道義的アピールによって侵略者・弾圧者を非難する国際世論を高揚させる方が政治的実効性は高いという現実主義的な戦略判断に基づいている。この絶対平和主義の戦略的実効性は過大評価されるべきではないが、覇権が軍事力以上に国際的正当性認知を要求するソフトパワーに依存することが指摘されている現代世界において過小評価されべきでもない」

と書いてあるけど。平和を望まない支配者とその支持者達には、馬耳東風。