from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ライフスタイル

耐震偽造(6)

nikkeibp.jp「地震に勝つ住宅・負ける住宅:構造計算書偽造問題が明らかにした課題」から。 建物の設計は、規模と構造に応じて一級、二級、木造の各建築士でないと、行うことができないことになっている。設計とは、その者の責任に置いて設計図書を作成する…

耐震偽造(5)

TBS News「強度偽造、問題指摘後も姉歯氏に依頼」。 2日、姉歯建築士の偽造を最初に見抜いた東京渋谷区の設計事務所社長が記者会見を開きました。1年半前の去年1月、横浜市の設計会社から検証を頼まれて、姉歯建築士が作成した書類を目にしたといいます。…

子どもの安全

朝日新聞「学校職員が下校時にパトロール 宇都宮で全国初」。 宇都宮市立小中学校の学校職員が5日、児童生徒の下校時に防犯パトロールを始めた。公用の軽ワゴン車に青色灯をつけて巡回する。栃木県警によると学校職員によるパトロールは全国初という。不審…

働く過剰

玄田ラヂオ「『働く過剰』(1)」から。 現代社会で働こうとする若者が晒されている、さまざまな過剰に対する違和感を、私なりに表現したものである。働いている若者たちは、働く前から過剰にあるべき人材条件を課され、働き出せば今度は過剰なほどに長時間…

耐震偽造(4)

朝のテレビの報道番組では、一斉に耐震強度偽装問題をやっていた。報道2001には被害に遭ったマンションの代表者三人が出ていて、そのうちの一人の方が安いのは気になったが新しい設計手法で安くできるという説明と建築賞を受賞していることでヒューザーを信…

耐震偽造(3)

nikkeibp.jp「耐震強度の偽装問題は偶発的事件か、業界の構造問題か」から。 まず、「“売れるマンション”と“よいマンション”が、必ずしもイコールではない」という現実がある。 ここで私たちがいう「よいマンション」とは、一言で言えば「質実剛健な物件」を…

インフルエンザ恐怖症

昨日の東京新聞「タミフル 日本人消費世界一のなぜ」から。 日本での大量消費はなぜか。浜氏は、まず「インフルエンザについて、恐怖をあおる情報が意図的に流され、多くの人の脳裏に植え付けられたからだ。二〇〇〇年までは、きつい解毒剤をよく使っていて…

歴史は作り上げられた「真実」

「サイードと歴史の記述 (ポストモダン・ブックス)」から。 すべての歴史はいくぶんかの捏造を含む言葉のフィクションだと見なされる。ホワイトによると、歴史とは言葉を駆使してひとつの見解を認めさせようとする修辞的な文章である。それをふまえれば、歴…

ご褒美をあげるから

zatsugaku.com「認知的評価理論」から。 人が何かに対して動機づけられる要因は、主として外発的なものと内発的なものに分類される。「ご褒美をあげるから」というのは典型的な外発的要因。一方、それそのものが楽しいというのが内発的要因だ。さいきんでは…

新自由主義

「チョムスキーとグローバリゼーション (ポストモダン・ブックス)」から。 理想としては、国の規模と権力は可能な限り小さくされるべきである。新自由主義は国の公益事業(健康、教育、輸送など)の民営化を推奨している。なぜなら、そうすることで国の歳出…

グローバリゼーションと、富者・貧者間の戦争

「チョムスキーとグローバリゼーション (ポストモダン・ブックス)」から。 大多数の人々は、グローバリゼーションとは何か世界をより豊かで、より幸福な未来に導いている肯定的なものであると感じている。 ・・・・ 裕福な西側諸国においてさえ、グローバリ…

愛国心と自然淘汰

国民に愛国心を植え付けようと躍起になっている人たちがいる。 「チョムスキーとグローバリゼーション (ポストモダン・ブックス)」から。 社会の多くの人々が愛国心に富み、そのために政府の政策を非難する者を批判したとしても特に意外なことではない。ダー…

立派な家庭の子ども

6月に16歳の男子が両親を殺害。今度は16歳の女子が母親を殺害しようとした事件が起きた。 東京新聞「こちら特報部 子どもが怖い」から。 「立派な家庭なのに、関係が微妙にずれている親子が多い。親に対して怒りではなく、何となく不満を持っている子も…

再封建化

武田徹のオンライン日記「再封建化に寄り添うもの」から。 近代化の過程で公的サービスが民間企業なり民間の施設・団体に委譲されて行くプロセスが現れることをハバーマスは「再封建化」と呼んだ。なぜならそこで市民的公共性として成立した公的な領域が私的…

仕事と子育て

昨日の東京新聞の社説「仕事と子育て かけ声だけではダメ」から。 仕事と生活のバランスのとれる働き方ができる社会づくりのために、政府は四月に改正育児・介護休業法を施行した。 育児休業の対象をパートの一部など期間労働者にも拡大したり、育児休業期間…

キレる

読売社説[校内暴力]「なぜ『キレる小学生』が増えるのか」から。 あっさりと一線を越え、暴力に走ってしまう風潮が小学生にまで及んでいるのではないか。学校も家庭も、もっと危機感を持って対処すべき問題だ。 ・・・・ どうしたら歯止めがかかるのか。文…

ひきこもり社会

論座2005年2月号「家族・会社にもう頼れない」(広井良典氏)から。 二〇〇四年の夏、ヨーロッパと中国に続けて行く機会があったが、残念なことに日本社会がいちばん「個人がバラバラになっている」という感じをもった。ヨーロッパには、自立した「個人」がま…

格差社会は世界の潮流

「Passion For The Future」に「成長の限界 人類の選択」という本が紹介されていて、 国連開発計画(UNDP)が、世界人口のうち、最も豊かな国に住む20パーセントと、最も貧しい国に住む20%の一人当たりの所得を比べた数字がある。1960年、その差は30倍だっ…

国家依存

片岡義男著「影の外に出る ~日本、アメリカ、戦後の分岐点」から。 国家などについて語る必要はなく、語ることが悪であるように言われ、国家は経済の陰に隠れて見えない存在、ないも同然の存在となり、人々は国家のことをますます考えなくなった。国家が経済…

パラダイス的にみえる国

「Tech Mom from Silicon Valley」の「パラダイス的新鎖国時代到来? - いいのかいけないのか?(その1)」から。 毎年夏の日本での休暇のため。毎年夏に帰るごとに、「日本はどんどん住みやすくなっていくな・・」とぼんやり思っていたが、今年の夏は決定…

子どものしつけ

今朝、ラジオを点けていたら、『お母さんはしつけをしないで』という本を出した長谷川博一さんという人の話が聞こえてきた。最近色々な問題を起こしている子どもたちは、元々しっかりしつけられた子どもだった。叱りつけると思考停止になる。親の過剰なしつ…

新自由主義のお金の使い方。

某議員のメルマガから。 日本の障害者の人たちのための予算は、約7000億円。 米軍のための思いやり予算は、2400億円。 青森の六ヶ所村の再処理の費用は、少なくとも19兆円である。 市場経済の邪魔になるものにはお金を使わないということ。 別の某議員のメル…

コンフリクト・フリー

「安心のファシズム―支配されたがる人びと (岩波新書)」から。 「このテーマについてどう思う、と尋ねると、「思うってどういうことですか」。あなたの考え方を聞いているんだよと返すと、「私には考えはありません」なんて会話をされられることが珍しくない…

緊張の社会

朝日新聞の「自殺予防対策」-「緊張の社会ときほぐそう」(芹沢俊介)から。 組織に忠誠心を尽くせば安定につながるという価値観が崩壊しただけでなく、その頃に使われるようになった自己責任や自己決定という言葉に従い、不要の側に選別された人たちは追い込…

自己責任

斉藤貴男著「安心のファシズム―支配されたがる人びと (岩波新書)」を読み始めた。 『単なる不公正を、「自己責任」の名の下に正当化し、ということはもともと富める者、社会生活を営む上であらかじめ有利な条件にある者にとってばかり都合のよい一連の政策が…

ニートな部分

玄田有史さんの「ニートと希望のパラドクス」から。 そもそもニートは、本来は若者のうちごくわずかの割合の問題に過ぎないのです。それなのに、ニートへこれだけの関心が集まったのは、働いている人たちの多くが、自分のなかにあるニートな部分を感じ取って…

公的年金

今朝、NHKラジオで、 厚生労働省はおととし、全国の18歳以上の男女を対象に、年金や医療など社会保障に関する意識調査を行い、1万3000人余りから回答を得ました。それによりますと、老後の生計を支えるため何を最も頼りにするか聞いたところ、「国民…

無名兵士の言葉

この前の日曜日、NHK FMの「日曜喫茶室」を聞いていたら、すっかり忘れていた加藤諦三さんがゲストで、「無名兵士の言葉」という本を出版さしたそうだ。その中に書かれてあるという「無名兵士の言葉」が紹介された。 「大きなことを成し遂げるために力を与え…

若者vs高齢者

『ハイキング帰りらしい高齢者たちが席を譲ってもらえないから、「最近の若い者は・・・・」と大声で嫌みを言いだした。それに対して座っていた若者が「山は歩けるのに電車では立てないの?・・・」とか言ったため、黙りこくり、次の駅で降りた』というよう…

サバイバル論

知人に健康によいとリンゴ酢をもらったので、毎朝蜂蜜と水を足して飲んでいる。最初の頃は、毎日スプーン一杯ぐらいずつしか消費しないので、減っているようには見えなかった。今残り3分の1ぐらいになった。そうすると減ってきているの目に見えて分かるよ…