from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

ライフスタイル

体操のお兄さん

「体操のお兄さん 3歳児の定点観測」という記事があった。 出演開始の93年から12年間の定点観測の結果、「『子供が危ない』と言うけど、僕の出会った3歳児は昔も今も変わっていない」と力説する。では変わってしまったのは誰? ・・・・ 答えは「お母…

新入社員の意識

「My Life Between Silicon Valley and Japan」には、 「日本の一流大学を出て日本の一流企業に勤める」良さというのは他の人生の選択肢と比較して相変わらずある。だから気をつけなくちゃいけない。大組織の大組織たるゆえんは、大きな枠組みの中で広義の「…

作家の保坂和志さんの公式HPでエッセイを読んでいたら、 久米弘がまだ司会をしていた頃の「ニュースステーション」に妹尾河童が出演したことがあって、久米弘が「妹尾さんはプロ野球はどこのファンですか?」と訊いたときに、妹尾河童が「野球は興味ありま…

シュタイナー教育sava95さんがシュタイナー教育の関連サイトを紹介してくれたので、「ドイツの学校とシュタイナー教育」のサイトを見てみた。「最近の社会での子供たちをめぐる問題」と題して、

子供は大人の揺るぎない支えを求めているのに、大人が自信をなくしている 幼いうちから「自分で判断しなさい」と言い過ぎ、子供に偽りの自意識を強要している とあった。毎日自信のなさを見せてつけているし、子どもが言うことを聞かなくなると自分で判断す…

金子光晴

――話さないほうがよかった。 誰しも、そう考えるだろう。話は、なにごとも相手にわからせることができなかった。 話された相手も、わかろうとして、あるいはわかったつもりで、似もつかぬ別なことをそれとおもいこんで、それで打切りとなるよりほかはなかっ…

大企業の中の評価

「My Life Between Silicon Valley and Japan」に、 大企業の中で「学歴」(つまり若いときの一時期すごく勉強ができた証拠)と「あの人、頭が凄くいいらしい」みたいな評価って、別のタイプの能力(たとえば「営業能力」)を持った人からすると理不尽なほど、相…

すぐれた人間

『期間限定の思想―「おじさん」的思考〈2〉』に、 いまの若い人は余裕がなくて、アグレッシブな人が多いでしょう。それは基本的に善良な私、というものがあって、それを最終的な自分の根拠にしているから。そこから出発してくるから、それを守るために、やわ…

リベラリズム

「神保・宮台マル激トーク・オン・デマンド 漂流するメディア政治―情報利権と新世紀の世界秩序」を読み終えた。宮台さんが「リベラリズム」について色々述べていた。日本ではリベラリズム=自由主義というように捉えられている。自由主義とは、個人の権利を…

日本人の国民性

『渡辺パコ「環境生活のすすめ」』で、渡辺パコさんが 無用な消費を押さえることはもちろん重要ですが、ステップとしては、使わなくなったものは適正な金を払って処分する、という習慣を根付かせるほうが先だというのが、僕の考えです。 と言うのに対して、…

数学的天才

「情報考学 Passion For The Future」に、『なぜ数学が「得意な人」と「苦手な人」がいるのか』という本の紹介で、 数学の国際コンテストで上位の中国では、日本とは違った九九の記憶法が取り入れられているらしい。1を掛けるものは省略。3×5と5×3は、…

commons-based peer production

梅田望夫の「My Life Between Silicon Valley and Japan」で「エール大学Yochai Benkler教授」が創出したらしい「commons-based peer production」という言葉が取り上げられていた。「みんなで共有し作り上げていく知的資産」というような意味か。梅田さんは…

正しいおじさん

内田樹著「おじさん」的思考』を一応読み終えた。着眼点が私にとっては割と新鮮で面白く読めたし、かなりの部分は納得させられもした。でも、ちょっと引っ掛かる部分もいくつかあった。「インテリで、リベラルで、勤勉で、公正で、温厚な『正しいおじさん』…

昨日、内田樹著『「おじさん」的思考』を読んでいたら、「パーソナリティの発達過程とは、人格の多重化のプロセスである」とあって、 幼児にとって世界は未分化、未分節の混沌である。幼児にとって世界との接点はもっぱら粘膜であり、その対象は人間であれ、…

家族のあり方を変えるゲーム機

まったくゲームをやらないし、ゲーム機にもあまり興味はないけれど、nikkeibp.jpの『「Revolution、お母さんを敵に回さぬ」、任天堂・岩田氏』というタイトルは気になったので、読んでみた。 「各家庭は、ゲームをする人としない人が一緒に暮らす。個人的に…

違う文脈

宮台真司『「仕事での自己実現」と「消費での自己実現」しかないという思い込みをやめよ』から。 社会が成熟化すると、「仕事での自己実現」か「消費での自己実現」以外の生き方が存在しない社会システムを、実りがないと感じて退却する者たちも出てきます。…

図書館から借りてきて、「宮台真司interviews」を読んでいる。 母親は「上海生まれの上海育ち」。専業主婦であった母親に「三歳からバイオリンを習わされるというお坊っちゃま教育を施され」たが、「早生まれということで、(小学校の低学年までは)非常に発…

久しぶりに新聞を買ってみた。朝日新聞を買った。一面、社会面とも特に気になる記事はなかった。「橋爪大三郎さんのポケットから」というコラムに、 《若者たちの中に「確固たる自信のなさ」…が蔓延しつつある》と、精神科医の斉藤環さんはいう。《「ここは…

負け犬

先日、知人と話をしていたら、「負け犬の遠吠え」って本、面白いよって言われ、そうなのと答え、その本のことはすっかり忘れていた。今朝届いた「nikkeibp.jp Mail 朝刊に、「負け犬-人生の勝ち・負け」アンケート募集とあって、この本のことが書いてあって…

格差社会

武田徹さんの「オンライン日記」に、 日本社会の階級閉鎖性の話を学生にするのは気を遣う。たとえば40歳時にホワイトカラー管理職であった父親の息子は自分も40歳にホワイトカラー管理職になり、同じく40歳時にブルーカラー被雇用者であった父親の息子…

ロジャー・マクナミー

梅田望夫さんの「ロジャー・マクナミーの講演「The New Normal - Career, Family & Personal Finance」を読む」に、 家族とキャリアとパーソナル・ファイナンス(資産形成)のバランスを取ること。ここが挑戦だ。「そんなことを言うのは簡単だ」と言うのは簡単…