from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

数学的天才

情報考学 Passion For The Future」に、『なぜ数学が「得意な人」と「苦手な人」がいるのか』という本の紹介で、

数学の国際コンテストで上位の中国では、日本とは違った九九の記憶法が取り入れられているらしい。1を掛けるものは省略。3×5と5×3は、3の段でやったら5の段では同じことなので省略し、5×5からはじめる。これによって九九の暗記項目が81個から36個に激減すると同時に、掛け算の処理の内容の理解が深まるという。数学に強いインドでは力技で20×20まで暗記させるというが、こうしたツールの有無が、日本が追い抜かれた理由なのかもしれない。

と書いてあった。インドのことは知っていたが、中国での取り組みは知らなかった。

数学の達人を作り上げたのは、一人で意図的な訓練に取り組んだとんでもなく長い時間であるというのがこの本の結論である。

長時間集中して考えることができる人が天才ということか。子どもが何かやっているときに「早くして」とせき立てるのはよくないということだね。難しい。