from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

新自由主義

チョムスキーとグローバリゼーション (ポストモダン・ブックス)」から。

理想としては、国の規模と権力は可能な限り小さくされるべきである。新自由主義は国の公益事業(健康、教育、輸送など)の民営化を推奨している。なぜなら、そうすることで国の歳出が減り、政府の影響範囲が狭まるからである。理論上は民営化は、政府の歳出を削減し、税金の水準を下げ、民間企業に利潤の機会を与える。政府の歳出の削減はより裕福な国民を満足させる。彼らは民間部門の学校、病院、輸送機関などから株や、必要としているあらゆるサービスを買い求めることができるからだ。新自由主義はその本質において、裕福な人々に役立つために立案された制度である。