国民に愛国心を植え付けようと躍起になっている人たちがいる。
「チョムスキーとグローバリゼーション (ポストモダン・ブックス)」から。
社会の多くの人々が愛国心に富み、そのために政府の政策を非難する者を批判したとしても特に意外なことではない。ダーウィンも愛国心についてこう述べている。
構成員の多くが、愛国心、忠誠心、服従心、勇気、思いやりの気持ちに富んでいるため、いつでも互いに助けあい、皆のためになることならば自分を犠牲にする覚悟ができている、そういう部族が、他の多くの部族に勝利を収めるのは当然のことである。そして、それこそが自然淘汰なのである。
自分が属する部族が淘汰されてしまうことが怖かったのか。