from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

教育基本法改正

教育基本法資料室」の「教育改革国民会議報告(抜粋)」から。

これからの時代の教育を考えるに当たっては、個人の尊厳や真理と平和の希求など人類普遍の原理を大切にするとともに、情報技術、生命科学などの科学技術やグローバル化が一層進展する新しい時代を生きる日本人をいかに育成するかを考える必要がある。そして、そのような状況の中で、日本人としての自覚、アイデンティティーを持ちつつ人類に貢献するということからも、我が国の伝統、文化など次代の日本人に継承すべきものを尊重し、発展させていく必要がある。そして、その双方の視野から教育システムを改革するとともに、基本となるべき教育基本法を考えていくことが必要である。

NHKニュース「教育基本法改正案 論戦へ」から。

教育の目標の条文に、愛国心をめぐる表現として、「我が国と郷土を愛する態度を養う」という文言を盛り込んだ教育基本法の改正案は、24日衆議院の特別委員会で、小泉総理大臣も出席して実質的な審議が始まります。与党側は、歴代の文部大臣文部科学大臣を委員に起用する重厚な布陣で審議に臨み、教育をとりまく社会情勢が大きく変化したなか、道徳心や公共の精神を教育の場で培う必要があるとして、改正の必要性を強調することにしています。

JANJAN教育基本法改正の大問題「普遍的にして個性ゆたかな文化」の削除』から。

現行の教育基本法の前文にある「普遍的にして個性ゆたかな文化」が、いま国会で審議されている政府改正案では削除されています。そして教育の目標として「我が国と郷土を愛する」が、挿入されました。
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現行の教育基本法は、次のようになっています。
「われらは、個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性ゆたかな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない」
たいして政府改正案は、次のようになっています。
「個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性をそなえた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造をめざす教育を推進する」