from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

格差社会は世界の潮流

Passion For The Future」に「成長の限界 人類の選択」という本が紹介されていて、

国連開発計画(UNDP)が、世界人口のうち、最も豊かな国に住む20パーセントと、最も貧しい国に住む20%の一人当たりの所得を比べた数字がある。1960年、その差は30倍だったが、95年には82倍になっていた。ブラジルでは、国民のうち貧しい50%の人々が得た国民所得は、1960年には18%だったが、95年には12%に減っている。逆に最も豊かな10%の人々が得た所得の割合は、1960年の54%から、95年には63%に増えている。アフリカの平均的な世帯の消費は、1972年から97年の間に20%減っている。「経済成長の世紀」の後に残されたものは、貧富の差がより大きくなった世界だったのだ。

とあった。この本でも紹介されている「エコロジカル・フットプリント」という考え方によれば、現在では、世界中の人が日本人と同じ生活をしようと思ったら地球が2.7個。アメリカは、地球5.6個。