from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

立派な家庭の子ども

6月に16歳の男子が両親を殺害。今度は16歳の女子が母親を殺害しようとした事件が起きた。
東京新聞こちら特報部 子どもが怖い」から。

「立派な家庭なのに、関係が微妙にずれている親子が多い。親に対して怒りではなく、何となく不満を持っている子も多い。親はもっと素直に子どもを怒ったり、抱きしめたりすればいいのに、なぜこんなに冷静なんだろうと思う。かつての日本人はもっと素直に子どもに感情を出していた。そこに戻ればいい」
「子どもがマイナスイメージを持つのは、直感の働きだ。子どもが悪いことをした時に、理詰めで説教しても子どもは反発するだけだ。子どもが激しく反発すれば、怖くも感じるだろう。子どものマイナス部分に気づいた時には、それを深く共有、共感してあげることが大事だ」
「子どもに仮面を着けさせてはいけない。勉強ができて、誰からもいい子というのは、仮面を着けている。小さい子どもは悪いことをして当たり前だ。それでもわが子として認めてあげる。子どもらしく喜怒哀楽豊かに、好奇心のままにいろいろなことに手を出させればいい。その過程で失敗しても当たり前。小学校一年生がドリルをやりたいと言い出したら、すでにいびつな成長だと疑った方がいい」

立派な家庭ってどんな家庭なんだろう。結婚式の披露宴のスピーチでよくきく言葉だなあ。
「子どもがマイナスイメージを持つ」というは親に対してということだろうが、「子どものマイナス部分」って。親に対して激しく反発しているのに、共感できる訳がない。
「小さい子どもは悪いことをして当たり前だ」といって、他人に迷惑をかけているのに放っておく訳にはいかない。保育園に預けると放任はできない。大らかに構えるってことだろう。