from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

他人のもたらす不快に耐えることが労働価値

内田樹の研究室「不快という貨幣」から。 私の仮説は「働かないことを労働にカウントする」習慣が気づかないうちに社会的な合意を獲得したというものである。 働かないことが労働? どうして、そんなことが可能なのか。 このヒントをくれたのは諏訪哲二さん…

スペースシャトルがいい

また寒い朝だった。 今日は5分遅れてうちを出て、慌てて保育園に向かった。部屋にはいると、先日作ったらしいおひな様が飾ってあった。「みて、みて」と言って連れて行かれた奥の遊戯室には、新幹線の貼り絵があった。今週は懇談会があって親が保育園に来る…

合理的な経済人

月刊現代12月号「竹中平蔵 仮面の野望 前編」から。 竹中は「サプライサイダー」とみられている。供給側を重視する経済学者、生産側を、企業サイドの活性化を重要視する立場である。竹中の経済観はそのまま小泉構造改革の思想になっているといってもいい。…

泣き虫だった

昨日、子どもが寝たのは11時前だった。案の定、起こされてからも「ねむい」と言ってぐずって泣き続けた。保育園に着いてようやく泣き止んだ。 妻が接待で遅くなるというので、定時に会社を出て帰ってきた。バスに乗ると、インド人親子がいた。苦情を聞いて…

密約

朝日新聞『「河野氏から沖縄密約否定要請」元局長証言』。 72年の沖縄返還で米側が払うとされた土地の原状回復補償費400万ドルを日本が肩代わりする密約が結ばれていた問題で、密約を裏付ける米公文書が見つかった00年、交渉の実務責任者だった外務省…

美味しいものはよく食べる

朝からしっかりした雨。 今日は7時過ぎに起きてきて、「はりねずみもつめをきるの?」と聞いてきた。「ハリネズミは爪を切らないんだよ」と答えると「どうして?」と。「ハリネズミの爪は長くならないんだよ」と答えても納得しない様子。ハリネズミを飼って…

不快感

NHKニュース「米国防長官 修正提案に不快感」 先月の会談で、自民党の石破元防衛庁長官や逢沢幹事長代理らの議員団は、先に日米両政府が合意した、普天間基地を名護市のキャンプ・シュワブ沿岸地域に移設する計画をめぐって、アメリカ側と意見を交わしました…

心の中にある

今日は朝から晴れた。 子どもは8時半頃ようやく起きてきた。朝ご飯を食べないで遊び出す。ご飯を食べないと一人で図書館に行くと言うとようやく食べた。それから何回も言って支度ができて10時前に出かけた。図書館に着くと、借りていた本を持つと言って先…

排除の論理

世界2月号「フランスから見る戦争、法、国家」から。 ブッシュの戦争では敵は定義されえず、それゆえに、それに見合った規模かどうかも問われないまま、動員されます。しかも敵があらゆるところにいることで、国家主権の原則にのっとった国際法から解放され…

快挙だった

遅めに起きると、荒川静香がフィギュアスケートを滑っていた。ちょっとしたミスはあったが、ほぼ完璧に滑り終わり、客席からスタンディング・オベイションを受けた。サーシャ・コーエンはすでに滑り終わっていて、荒川静香がトップに立った。あとで滑った村…

インターネットただ乗り論

nikkeibp.co.jp『「インフラただ乗り」で始まるインターネットの新たな議論』 米国では2005年秋ころから,ベライゾン・コミュニケーションズやSBCコミュニケーションズといった通信事業者が,検索サイト大手のグーグルやIP電話事業者のボネージなどを相手に…

うんちがなかなか出なかった

朝は暖かく、帰りは風が吹いていて気温が下がっていた。 子どもが風邪を引いたようで、咳をし始めた。夜中に熱が出たというので、今日は残業すると言っていた妻が早めに帰ると言って出かけた。 帰り際に電話すると、保育園に電話をしたら元気にしているとい…

孤高の日本人

新潮新書「国家の品格」立ち読み。 経済改革の柱となった市場原理をはじめ、留まるところを知らないアメリカ化は、経済を遥かに超えて、社会、文化、国民性にまで深い影響を与えてしまったのです。金銭至上主義に取り憑かれた日本人は、マネーゲームとしての…

はやくほいくえんにいきたい

朝から暖かい一日。 今日は一人で起きてこず。いつものように時間をかけて起こさないといけなったが、早めに起きて、「はやくほいくえんにいきたい」と言った。反省したんだろうか。 帰りもコートはいらない感じだった。 電車の吊り広告に、「国家の品格」と…

預言者ムハンマドの風刺漫画(7)

萬晩報「ムハンマド風刺漫画をめぐる紛争」から。 今私たちは20世紀後半とは異なった国際社会に住んでいる。ひところ日本で「ボーダーレス」というコトバがよくつかわれた。確かにその通りで、外国で暮らしているのに自分の国を離れて外国に来ているという…

口が裂けても「「格差社会」は悪いことではない」なんてことは言えない

中国ビジネスのススメ「「格差社会」は悪いことではない」。 日本で報道される中国の姿は、未曾有の高度経済成長によって、豊かになり続ける「光」の部分ばかりですが、そんなものは、都市部のごく一部の人たちの話であり、その後ろには、電気もガスもない横…

久しぶりに大泣きした

今朝、いつも通り起きてトイレに入っていると子どもがドアを開け、目を擦りながら「もうあさ?」と聞いてきた。昨夜寝る前に「いつももっと早く起きないとね」と言うと「おきるよ」と返してきたので、「7時に起きてね」と言っておいたためだ。「まだ、朝じ…

恐怖と治安のスパイラル(2)

NHKニュース「大阪 自販機が通学児童見守る」 子どもを狙った犯罪が相次ぐ中、自動販売機を利用して、登下校中の子どもの安全を守るシステムの実験が、全国で初めて大阪市内で始まりました。大阪府は、1か月間実験を行ったあと、早ければ平成19年度からの…

過労動

NHKニュース「男性の10時間超労働増える」 この調査は、NHKが5年に1度行っているもので、去年10月、10歳以上の1万2000人余りを無作為に選んで、2日間の行動を調査票に記入してもらい、7700人余りから回答を得ました。それによりますと…

しっかり雨が降った

朝は日が差していて、それほど寒くはなかった。 帰りは天気予報どおり、しっかり雨が降っていた。バスの中でラジオを聞いていたら、今朝不通になっていた山手線のニュースをやっていた。 20日午前7時すぎ、JR山手線の外回りの新橋と浜松町の間を走って…

預言者ムハンマドの風刺漫画(6)

世界2月号「政治的思想空間の現在 相互依存する多文化主義と原理主義」(大澤真幸)から。 今日では、「原理主義」という語は、イスラムの過激派を指して使われる場合が最も多い。しかしイスラム研究者がしばしば指摘しているように、イスラム帝国は、原理…

またジブリ美術館に行った

先日、お隣のあばあさんが来られたとき、宮崎駿さんが新しいアニメを作りジブリ美術館で上映しているそうですねと言うと、見に行きたいなら、チケットをもらってきてあげると言って、チケットをくれ、今日がその予約日だったので、妻を急かせて、出かけた。 …

秩序と安全

HotWired Japan『米公聴会、ハイテク大手4社「中国政府の圧政に加担」を追及』 15日(米国時間)、米下院国際関係委員会アジア・太平洋小委員会の公聴会において議員たちは、米国のハイテク大手4社に対して、成長著しい中国のインターネット市場に参加する見返…

預言者ムハンマドの風刺漫画(5)

JMM『「父の言葉」オランダ・ハーグより』。 漫画の話には、デンマークのメディアよりもほかのヨーロッパの新聞のほうが計算高く飛びついたようです。漫画を載せた新聞社の編集長たちがそれぞれBBCのインタビューに答え、それぞれ「わたしたちはデンマー…

カーリングで日本チームが勝った

晴れたが、寒い一日。 息子を歯医者に連れて行かないといけないので、8時に起こしに行った。 朝ご飯を食べてから、歯医者に行きたくないと言い出した。出かける時刻になってもぐずって行こうとしない。「ママ〜」と言って泣き出した。じっと我慢して説得し…

うわさ

nikkeibp.jp「立花隆:朝日・読売の論説トップが批判 小泉靖国外交の危険な中身」から。 「しかし、小泉という人は、ご存知のように、自分にさからう人間は、絶対に許さないというタイプの人ですから、この対談の論調に大反発したわけです。それが、今年の1…

ハンバーグと言いながらハンバーガーを買ってきた

寒い一日。 息子は珍しく早く起きた。早く起きたのでスッキリした顔で朝ご飯を食べたが、保育園に向かったのはいつもの時間。 4月からの保育園利用申請のために就労証明書を持って行って、保育士さんに渡そうとしたが、妻の就労証明書が見つからない。帰っ…

談合体質

萬晩報「防衛施設庁談合事件等に思うこと(その1)」から。 官需の入札では、ほとんどすべて、談合で受注者が決まります。 国や地方の役所(関係団体を含む)のOBが天下っている業者は、日本の全ての業者(A)の部分集合(B)です。他方、(党そのものではな…

雨の一日だった

朝から雨。でもまあ、気温はそれほど低くはなかった。 子どもを起こしに行って、ぐずっていたが、「おばちゃんにもらったパン食べる?」って言うと、急に目を覚ました。 今日はようやく慣れたのか、泣かずに保育園に行って、泣かずに「おしごと、がんばって…

性善説に基づいたビジネス「莫 邦富の中国ビジネス指南 現地幹部を信頼し全権限を任せすぎてしまう危険」

Aという長野県に本社を構える機械製造会社がある。コスト削減のため、上海に機械設計会社Bをつくった。A社で働いていて信頼もでき、日本語もできる中国人にB社の経営を任せた。ところが、その中国人幹部がCという機械製造会社を密かに現地で設立し、自分の肉…