from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

うわさ

nikkeibp.jp立花隆:朝日・読売の論説トップが批判 小泉靖国外交の危険な中身」から。

「しかし、小泉という人は、ご存知のように、自分にさからう人間は、絶対に許さないというタイプの人ですから、この対談の論調に大反発したわけです。それが、今年の1月4日にあった、小泉首相の年頭記者会見なんですよ」
──ああ、靖国参拝は心の問題という会見ですね。それは心の問題なのだから、中国や韓国のように、そこに踏みこんできて、それを外交問題に仕立てあげるのはおかしいと怒り狂ってみせた。
「そう、あれです。なんで小泉首相が正月早々の記者会見で、わざわざあんなことを言って、中国、韓国の国民感情を逆なでするようなことをしたのかと思った人が多いようですが、小泉首相はあのとき、あの対談の記事を読んだばかりで、カッカしていたので、ああいうことを言ったんです。それは普通の報道を見るかぎりでは、その部分が省略されていたのでわかりませんが、ナマを聞いた人にははっきりわかりました。官邸のページに行くと、ナマの記者会見をそのまま起こしたものがありますから、それを見るとわかります」
──だけど、その「論座」、2月号でしょう。1月4日だとまだ出ていなかったんじゃないですか。
「1月4日は発売前でしたから、一般の人には、そのつながりがわかりませんでした。しかし、雑誌それ自体は、12月の末にできていていたんです。内々にそれを見られる立場の人は年内に見ていた。もちろん、小泉首相のところにもすぐ届けられていた。読むやいなや、小泉首相はすぐカッとなって、その勢いで、あの記者会見になったんです」

論座2月号「靖国を語る 外交を語る」から。

渡辺
以前、靖国神社が読売新聞に全面広告を出したいという話があって、僕はちょっと待ったをかけたんだ。ところが、うちは以前、靖国反対の意見広告も出していた。そうすると、新聞社としては片側だけというわけをいかないので、載せました。
しかし、社の主張ははっきりしている。だから、読売新聞は2005年8月13日の紙面から、靖国参拝問題の前に、戦争責任の所在を明らかにすべきだというキャンペーンを始めました。