from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

詭弁首相と釈明大臣

萬晩報「詭弁の人」。

小泉純一郎首相は17日昼、東京地検特捜部の強制捜査を受けたライブドア堀江貴文社長を昨年の衆院選自民党が支援したことについて「その時点では郵政民営化に賛成する人は応援するということなので、今の問題とは別問題だと思う」と述べた。
 首相は「会社でも、採用したけど不祥事を起こしたら、採用が間違っているといえるのか」と指摘。堀江氏に関しては「どういう問題かよく分からないが、見守っていきたい」と語った。(時事通信) - 1月17日13時1分更新≫
小泉首相は、弁解するにしても、もう少しましな弁解をしてもらいたい。
「会社でも、採用したけど不祥事を起こしたら、採用が間違っているといえるのか」
小泉首相は詐欺師を「採用した」ことを認めている。つまり、詐欺師を自分の都合のために利用したことを認めたわけである。これでは弁解になっていない。
社員が不祥事を起こしたら、会社にも責任がある。
不祥事を起こすような人間を採用したら、採用が間違っていたのは当然である。その会社は正しい人物評価ができなかったわけだから。
採用時点では立派な人間が、会社で仕事するうちに不祥事に手を染めたのであれば、その会社には不祥事を起こさせるような構造的問題があったことになる。
しかもこの「採用人事」は、「社長」がその名も知らない「one of them」として採用されたわけではなく、かの杉本太蔵議員と同じく、小泉「社長」の直々の決裁を受けた人事である。「社長」の責任はまぬがれない。

東京新聞釈明大臣」。

天皇参拝 英霊立場で『問題提起』 麻生外相
麻生太郎外相は三十一日午前の記者会見で、中国や韓国との関係改善のためには天皇陛下靖国参拝が望ましいという自身の発言について「今の状況で天皇陛下に参拝していただきたいと申し上げたことは全くない。陛下が、国のために尊い命を投げ出した方に弔意を自然に表すにはどうすればいいのかという問題提起を行ったつもりだ」と釈明した。
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■牛肉輸入 いきなりで意尽くせず 中川農相
中川昭一農相は三十一日の閣議後会見で、米国産牛肉の輸入再開に関して政府が閣議決定した答弁書をめぐり、衆院予算委員会が紛糾した問題で「(今後も)食の安全に対する責任を果たしていきたい。自らの責任を放棄することは考えていない」と述べ、野党側の辞任要求には応じない考えを示した。
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一方、三十日の衆院予算委員会の自身の答弁については「いきなり答弁書質問主意書(の質問が)出てきたもので、十分に意を尽くせなかったり、質問の趣旨を取り違えたりして、国会、政府、与党の皆さまに結果的にたいへんご迷惑をかけた。誠に申し訳ない」と陳謝した。