from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

国内政治

暫定政治

萬晩報「暫定税率日切れでガソリンが25円安くなる日」から。 18日からの通常国会の争点はガソリンなどにかかっている暫定税率である。3月31日までに租税特別措置法改正案(租特法)が国会を通らないと、5年間と区切って延長されていた高い税率が3月末…

集団思考という死に至る病

バートン・ビッグズ著「ヘッジホッグ」から。 集団でのやり取りにはよくない相互作用が働くのに気づいている人は少ない。ほとんどの場合、頭のいい人たちからなる集団は、あまりにも多くのものを背負い込んでいるので、個人が一人で考えた方がよい判断を下せ…

不誠実

JMM「from 911/USAレポート ニューハンプシャーの示したもの」(冷泉彰彦) アイオワではオバマが勝ち、ニューハンプシャーではヒラリーが「カムバック」を遂げるというような「筋書きのないドラマ」を通じて、民主党の党勢はどんどん強まっています。…

国の責任

NHKニュース「薬害肝炎 一律救済法が成立」。 11日開かれた参議院本会議では、さきに衆議院に議員立法で提出されて可決された「薬害肝炎訴訟」の被害者全員を一律救済するための法案の採決が行われました。法案では、前文で国の責任と謝罪について「感染被…

改革の果ての衰退

NBonline「2008年を斬る:ニッポン再設計、待ったなし 閉塞を打ち破るのは日本人一人ひとりの行動のみ」(工藤泰志) 私は、小泉元総理から始まった日本の改革が暗礁に乗り上げたように見える理由は2つあると思っている。1つは「壊す改革」から「組み立てる…

特別な日本経済

JMM「他の先進国と比べ日本経済はどこが特別なのか?」の山崎元さんの回答から。 過去の景気回復局面では、企業の利益が増えると、ほどなく従業員の給料が上がりましたが、近年は、そもそも利益を増やす手段として企業がコスト削減を使ったことや、過去数年…

市場主義と資本主義

日本経済新聞「市場主義が守る価値」から。 二〇〇七年は反改革の年になった。市場主義は保守派からは「伝統を壊した」といわれ、進歩派からは「格差を広げた」と批判された。右も左も同じことを言う一種危険な言論状況が生まれ、市場主義改革を支持する主張…

全員一律救済は大阪高裁の和解案の枠組みではできないとわかった?

NHKニュース「肝炎訴訟原告団に首相が謝罪」。 福田総理大臣は「長年にわたり心身ともにご苦労をおかけした。今日までことばに尽くせない思いを重ねてきたことと思う。この場を借りておわび申し上げる」と述べ、謝罪しました。そのうえで、福田総理大臣は「…

加害者

NBonline「【山崎養世の「東奔西走」】 人民は弱し、されど官吏は強し 政府は薬害肝炎の立派な加害者だ」 国が製造承認し、健康保険の適用を受け、全国で投与された血液製剤フィブリノゲンが薬害肝炎の原因です。C型肝炎ウイルスに汚染されたフィブリノゲン…

偽装助長は消費者?

BPnet「大前研一:食品偽装を助長する政府の責任」。 必要以上に産地にこだわることは、あまりよろしくない(このように書くと産地偽装の問題は消費者に原因があると言っているように聞こえるかもしれないが、もちろん偽装をした生産者の罪の方が大きい)。 …

政治家は“調教”される

nikkeiBPonline「タケダジャーナル 官僚から「本当の話」を聞き出す方法〜ミスター年金・長妻昭氏に聞く取材テクニック【前編】」 長妻 理由のまず第1は、「そういう資料がそもそも存在していない。出すとしたら今から調べてまとめないといけない。だから物…

連立政権と新テロ法案

毎日新聞「<大連立>党首会談の全容判明 恒久法が政権論議の糸口に」。 福田氏は諄々(じゅんじゅん)と新テロ特措法案の意義、日米同盟の重要性を説いた。小沢氏は恒久法について、国連決議を前提にしなければ自衛隊派遣ができないという考え方をメモに書…

思いやりとは思わない?

萬晩報「グアム移転の米兵住宅が8000万円!」 28日のテレビ朝日、サンデープロジェクトで民主党の浅尾慶一郎氏が、防衛省疑惑問題で、一番問題なのはグアムへの米沖縄海兵隊の移転に絡む日本側負担で米軍住宅の建設費が一戸あたり73万ドル、日本円で800…

便宜を図ったことはない

NHKニュース「守屋前次官が謝罪 便宜は否定」 守屋氏は、防衛省と取り引きのある東京の商社「山田洋行」の宮崎元伸元専務とのゴルフについて「週末に行くことが多く、多いときで月4回、都合がつかないときは月1回、年間に20回から30回行い、半分以上は…

給油問題

アメリカの戦争拡大と日本の有事法制に反対する署名事務局『「対テロ戦争」への加担に反対し、イラク・インド洋からの自衛隊撤退を求めるシリーズ(その4)』から。 米中央軍はアフガニスタンとイラクを統括し、その海洋での作戦を遂行する第5艦隊がOEF…

日本のゴミ

ゲンダイネット『「福田 低姿勢偽装内閣」もこれで終わり』。 防衛省のドン守屋武昌前事務次官(63)が在任中に軍需専門商社の元専務から接待ゴルフを受けるなどズブズブの関係にあったことが明るみになって永田町は大騒ぎだ。この問題を守屋次官個人の疑…

テロ特措法新法に反対

ごまめの歯ぎしり「物わかりのよい人達」から。 政府が提出したテロ特措法の新法に反対している、あるいは疑問を持っている自民党議員は実は僕だけではない。防衛省(あるいは防衛庁)のトップを経験したような防衛族の親分衆は、国会承認を外すことに疑問を…

ISAFへの参加

Yahoo!政治記事読みくらべ『ビデオニュース・ドットコム「攻めの民主に死角はないか(ゲスト:福山哲郎氏(参議院議員))」』 神保:政局的には民主党が有利だったはずだ。それにもかかわらず、ISAF(国際治安支援部隊)への参加というアンポピュラーな側に…

ゴルフをしたから駄目だというのは次元が違う?!

時事ドットコム「守屋前次官を批判=業者とのゴルフで−伊吹自民幹事長」。 自民党の伊吹文明幹事長は19日午前の記者会見で、防衛省の守屋武昌前事務次官が在任中に防衛専門商社幹部とゴルフをしていた問題について「恥ずかしいことをやらない方がいい」と…

テロ対策:現在の作戦は相当の効果をあげている

NHKニュース「首相 給油継続に理解求める」。 質問に立った民主党の櫻井充氏は「アフガニスタンでのテロに対する現在の作戦は成功しているのか。テロ対策の作戦全体がほんとうに適切なのかどうか見直すことも、あわせて議論した方がよいのではないか」とただ…

ぬけぬけと

NHKニュース「給油活動は有効な手段」。 福田総理大臣は、民主党の小沢代表がアフガニスタンに駐留するISAF=国際治安支援部隊への参加を実現したいとしていることについて「地上における人道支援が可能ならいいが、自衛隊が入るとなると、憲法で規定す…

訳分かんない

NHKニュース「政府 給油活動は違憲ではない」。 民主党の小沢代表は、政権を獲得した場合にはアフガニスタンに駐留するNATO=北大西洋条約機構を中心としたISAF=国際治安支援部隊への参加を実現したいという考えを示し、「国連が国際社会の平和を守…

多くの閣僚を再任し、臨時国会での即戦力を重視した?

NHKニュース「NHK世調 内閣支持率58%」。 先月発足した福田内閣を「支持する」と答えた人は58%だったのに対し、「支持しない」と答えた人は27%でした。福田内閣を支持する理由では、「ほかの内閣よりよさそうだから」が38%で最も多く、次いで…

テロ特措法のデタラメ

「神浦元彰:日本軍事情報センターの最新情報」の「海自派遣の根拠に疑問」から。 [概要]インド洋における海自の燃料補給で、日本が提供する高品質な燃料が必要とされてきたパキスタン海軍の艦船が、実際には米国など他国が提供する燃料でも活動が出来る可…

ほかに適当な人がいない

nikkansports.com「意外に高い? 福田内閣支持率57.8%」。 福田内閣の支持率が、57・8%と、意外に順調な滑り出しをみせた。共同通信社が25、26両日に実施した全国緊急電話世論調査の結果で、発足直後としては91年の宮沢内閣以降、小泉、細川、安倍…

構造改革と地方の時代

NBonline「首相交代の歴史的必然 80年代の成功体験から抜けだせない日本は取り残される」(山崎養世) 今や大企業の最大株主である外国人投資家は収益のあくなき拡大を求めます。時価総額トップ50社の76%が東京に本社を持つ大企業にとっては、縮小する日本…

特措法「新法」

ごまめの歯ぎしり『特措法「新法」に反対」』。 野党が過半数を握る参議院は給油活動を承認しないため、仮に再びテロ特措法が国会で成立しても、給油活動を再開することは事実上できません。 そのため、現行のテロ特措法に代わる新しい法律を国会で可決しよ…

=「改革の影」を語る勇気を持て

NBonline『「改革の影」を語る勇気を 地域なくして改革なし、加藤紘一氏が語る福田政権の課題』 “改革”とはいったい何でしょうか。グローバライゼーションに対応できるようにすることというのが竹中(平蔵)さんの論理でしょう。貧しい論理です。ああいう方…

初めての陳謝

NHKニュース「辞任 最大要因は健康悪化」。 安倍総理大臣は、今月13日の入院以来初めて報道陣の前に姿を現し、時折原稿に目を落としながら辞意を表明するに至った経緯などを説明しました。この中で、安倍総理大臣は「内閣改造後、最重要課題としてテロ対策…

党員の投票結果が反映されない

ごまめの歯ぎしり「総裁選挙」。 獲得票は麻生197、福田330。党員票は麻生65、福田76。 しかし、全国で実際に投じられた党員の票数は、麻生252809票、福田250186票と麻生が2000票以上勝っている。遊説のあった東京、大阪、香川、…