from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

便宜を図ったことはない

NHKニュース「守屋前次官が謝罪 便宜は否定」

守屋氏は、防衛省と取り引きのある東京の商社「山田洋行」の宮崎元伸元専務とのゴルフについて「週末に行くことが多く、多いときで月4回、都合がつかないときは月1回、年間に20回から30回行い、半分以上は夫婦で行った」と述べ、これまでに200回を超えるゴルフ接待を受けていたと説明しました。また、守屋氏は、プレーをする際に偽名を使っていたことについて「私が官房長になったとき、元専務から偽名のタグを渡され、『夫婦でこの名前でやっていただけませんか』と言われた。利害関係者とゴルフをやるのはたいへん不適切な行為だった」と述べました。そのうえで、守屋氏は「ポストが上がるにつれて仕事のストレスがたまり、週末に何とかストレスを解消したいという思いがあり、長年の友達だった宮崎元専務を誘った。明確に倫理法違反で、接待を受けていたという認識はあった」と認めました。一方、守屋氏は「元専務と知り合いになったのは私が防衛政策課の部員だった23年前で、防衛庁のOBから紹介された」と述べました。また、守屋氏は、夏休みや冬休みの際、北海道や九州などへのゴルフ旅行の接待を受けていたことを認めたうえで「親しかった職員といっしょにプレーしたこともある」と述べました。さらに、守屋氏は「元専務からゴルフを始めて1年たったときにゴルフセットを頂いた。4〜5年前にも夫婦であわせて800ドルのゴルフセットをもらった。そのほか、海外に行ったときに元専務からネクタイをもらい、私はワインやたばこを贈るということを互いに繰り返していた。お歳暮やお中元のやり取りもしていた」と述べました。また、守屋氏は、元専務の接待の場に政治家が同席していたかという質問に対して「複数の政治家がいる席に元専務が入っていたという形もあるし、少数の席に1人の政治家がいて、私が入ったこともある。事務次官在職中の去年かおととしのことで、記憶ではおのおの1回だったと思う。防衛庁長官を経験した方もいたと思うが、時期について記憶がはっきりせず、特定の名前をあげると迷惑をかけるので、差し控えたい」と述べました。その一方で、守屋氏は接待の見返りとして元専務に便宜を図ることがなかったかについて「一切ございません」と否定しました。そして、航空自衛隊の次期輸送機CXのエンジンの調達をめぐっても、守屋氏は「ことし6月14日に航空機課の担当者が『まず競争入札をやって、できなかったときに随意契約になる』と説明したのに対し『必ず競争入札を経てから随意契約になるのはおかしいのではないか』とは言った。しかし、すべて競争入札を行い、どうしても落札できないときに随意契約になると、契約の運用方針が変わったことを聞いて、納得した。元専務が新たに設立した商社『日本ミライズ』に随意契約でやらせようと言ったことは一度もない」と述べました。また、ことし6月、元専務が大手企業の経営者に融資の申し込みをした際、同席していたのではないかとただされたのに対し、「夕方の6時すぎに飲みに来ないかと誘いがあってお会いしたが、融資の話をしたことはない」と否定しました。