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子育ての日々の断片を書き綴る

テロ対策:現在の作戦は相当の効果をあげている

NHKニュース「首相 給油継続に理解求める」。

質問に立った民主党の櫻井充氏は「アフガニスタンでのテロに対する現在の作戦は成功しているのか。テロ対策の作戦全体がほんとうに適切なのかどうか見直すことも、あわせて議論した方がよいのではないか」とただしました。これに対し、福田総理大臣は「作戦開始から時間がたっているため、うまくいっていないと思われるのは理解できるが、テロ対策には時間がかかる。丹念に忍耐強くやることが解決の手段であり、今回の作戦全体が失敗したとか、まちがっているとは言い難い。作戦は現在進行中であり、さらに進めていくのが解決に向けたひとつの方策だ」と述べ、海上自衛隊による給油活動を継続することに、重ねて野党側の理解を求めました。これに関連して、石破防衛大臣は「現在の作戦は相当の効果をあげていると評価できる。テロ対策は、普通の戦争と違い『これで大成功』と言うのは難しいが、資金や武器、麻薬などの出入りを止めることで、テロ抑止の効果はある」と述べました。また、舛添厚生労働大臣は、医療を含めた社会保障費の伸びを2200億円抑制するという来年度予算の概算要求基準について、「医療崩壊の現状が非常に深刻だ。むだは省かないといけないが、2200億円を抑制するのはそろそろ限界にきている」と述べました。そのうえで舛添大臣は、社会保障費に充てる財源について「税制について、この国会でもしっかり議論すべきだ。例えば、社会保障を特定目的とする消費税もひとつの選択肢として考えてよい」と述べました。一方、福田総理大臣は、政府の経済財政諮問会議について、一部の民間議員の意見のみが政策に反映されているのではないかという批判が質疑の中で出たことに対し、「諮問会議は、そもそも総理大臣に対する意見具申の場だ。民間議員だけでなく、担当大臣も出席して議論を戦わせ、結果が出れば閣議決定もするのであり、総理大臣が全責任を持つべき問題だ」と述べ、批判はあたらないと反論しました。