from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

初めての陳謝

NHKニュース「辞任 最大要因は健康悪化」。

安倍総理大臣は、今月13日の入院以来初めて報道陣の前に姿を現し、時折原稿に目を落としながら辞意を表明するに至った経緯などを説明しました。この中で、安倍総理大臣は「内閣改造後、最重要課題としてテロ対策特別法の延長を掲げてきたが、体調は悪化し続け、みずからの意志を貫いていくための基礎となる体力に限界を感じるに至った。もはや総理大臣としての責任を全うし続けることはできないと決断し、辞任表明に至った」と述べ、辞任を決断した最大の理由は健康状態の悪化だったとしました。また、「テロとの戦いのような外交安全保障の問題では、基本的な同じ基盤を共有することも必要だという思いで、民主党の小沢代表に党首会談を申し入れたが、その段階では、健康上の理由もあり、辞任の決意を固めていた」と明らかにしました。そのうえで「辞意の表明が、国会冒頭の重要な時期、特に所信表明演説の直後という最悪のタイミングになってしまい、国会が停滞し、国政に支障を来し、閣僚をはじめとする政府関係者、与野党の関係者、何より国民に多大な迷惑をかけたことをあらためて深くおわびする」と陳謝しました。

小沢党首との会談でありますが、衆議院自民党が与党で過半数を制している、他方、参議院は野党が制していて民主党が第一党であるという状況の中で、国政を進めていく上では、両党の党首が適時会談を行いながら国政を進めていくということが大切ではないかと考えておりました。特にテロとの闘いのような外交安全保障の問題については、基本的な同じ基盤を共有することも必要ではないだろうか、その観点から、共通点をお互いに見つける意味においても、また信頼関係を構築をしながらそういう関係を作っていくことによって打開できないかという思いで党首会談を申し入れたわけでございますが、その段階では健康上の理由もあり、私は辞任するという決意を固めておりましたが、その上に立って、両党でこの問題については特に関係を作ってもらえないだろうかというお願いをするつもりでございました。

確かに体調は悪いようだ。
ビデオニュース・ドットコム「古い自民党が戻ってきた?!」から。

安倍首相辞任の真意について
上杉:辞任の理由は、実際の政治的な背景よりも、自身の心身両面の衰弱が大きいと思う。安倍首相の精神的な部分がかなり揺れ動いていたというのは事実のようだ。
肉体的な問題は総理になる前からあった。しかし、2週間ほど前からは心の部分でもかなり追い込まれていて、夜、公邸から出て一人佇んだり、近しい人に電話して突然泣き出したり、かなり情緒が不安定だったようだ。
それが限界に来て、ポキッと折れたのが辞任を表明した12日だったのではないか。