from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

50年の一度の大雪

JMM「雪中送炭 雪上加霜」(現地メディアに見る中国社会)から。

「中国の農村は20%が老人だけが家を守り、2300万人の子供が残されている。春節前後はまさに工場や建築現場が1年に1度その作業を停めて休みに入る時期なのだ。つまり、春節だけが出稼ぎ労働者が両親や子供と一緒に過ごせるときであり、早々と年老いた両親のために防寒着を、1年会っていない子供のために可愛らしいおもちゃを買っておいたはずなのだ。そしてすでに家に帰る日を伝えて、その日を指折り数えていた彼らに、風や雪がその里帰りをさえぎることが出来るだろうか?どうすれば、農民労働者が働いている場所で正月を迎えることができるのか? ただ口だけではなく、各レベルの政府がやるべきことがあるはずだ」(「どうすれば農民労働者を引き止められるのか?」新京報・1月30日)

中国情報局『温家宝首相が混乱の広州駅視察「全力尽くす」』から。

50年ぶりに降った大雪の影響で京広線のダイヤが大幅に乱れ、広東省広州市広州駅周辺で多くの帰省客が足止めになっていることを受け、温家宝首相は30日午前、列車で同駅に入り、「皆さんの帰省したいという気持ちは十分理解できます。政府は皆さんが一刻も早く帰省し、家族と再会できるよう全力を尽くしています」と述べた。30日付で深セン新聞網などが伝えた。
2月7日の春節(旧正月)を前に広州駅には多くの帰省客が押し寄せ、混乱が広がった。足止めの帰省客のため近くの体育館など13カ所が開放されたという。
一方、同省深セン市など今年は帰省をあきらめるよう市民に異例の呼び掛けを行うところも現れ始めた。