from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

上海のゴミ

エクスプロア中国「大変な上海のゴミ問題(1)

上海市環境集団がまとめたデータでは、10月1日〜10月3日までの間に、上海市の生活ゴミの90%以上を処理している市最大のゴミ埋め立て施設、南匯の老港に集められたゴミの量は3日間でなんと30471トン。1日平均で1万トンを超えていた。単純に10月1日のゴミの量を比較しても、前年比30%の増加になっているという。
さらに、上海で数々開催される大型の展示会では、1回50トン〜100トンの木材が消費され、使用後もそのほとんどが再利用されず廃棄処分されている実態が上海のマスコミでも明らかにされている。9月に上海で行われた家具の展示会では100トンの木材が会場設営に使われ、そのほとんどが焼却処分されたという。
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上海で発生するさまざまな生活ゴミは、2006年のデータで658万トンとなっている。これは、2003年の587万トンと比較すると、1日で700トンほどの増加、年間で平均約4%近い増加となっている。都市化と経済の発展が続くに従って、ゴミは増える一方で、ゴミ処理施設の拡充とゴミ増加はいたちごっこ状態となっている。 上海市市容環境衛生部門によると、2006年の上海市のゴミ無公害化処理率は61.4%にとどまっており、30%のゴミは十分な処理をされずに埋められているとのことだ。