from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

汚職蔓延

東京新聞上海市トップを解任 不正融資事件関与 江前主席派一掃か」。

上海市トップの陳良宇・市共産党委書記が、同市を舞台にした不正融資事件「上海疑獄」に関与したとして解任された。中央政治局委員の職も事実上解かれた。国営の新華社通信は二十五日、中央政治局が二十四日に会議を開き、中央規律検査委員会の報告を審議して処分を決めたと伝えた。
上海疑獄は、八月上旬に解任された市の労働社会保障局長が、社会保障基金の三十二億元(約四百五十億円)を企業家の張栄坤氏に不正融資した事件。中央政府は八月下旬から百人を超える調査団を上海に常駐させていた。関係筋によると二十五日までに、上海市の局長級二十二人が逮捕されたとの情報もある。
陳氏は、妻が疑獄への関与もささやかれる黄菊副首相と並び、江沢民国家主席につながる直系の「上海閥」で、江氏の後ろ盾も受けていた。急速な成長を続ける上海の経済運営をめぐって、引き締めを強化する胡錦濤政権の方針とは時に一線を画し、これまでも何度か失脚の可能性が指摘されてきた。