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子育ての日々の断片を書き綴る

河川汚染と鳥インフルエンザ

読売新聞「中国で河川汚染相次ぐ、湖南省や重慶でも」。

【北京=竹腰雅彦】中国吉林省の石油化学工場の爆発事故で松花江汚染が国際問題化したばかりだが、国内ではほかにも事故に伴う河川汚染が相次いでいる。
27日の華僑向け通信社「中国新聞」(電子版)によると、湖南省冷水江市(人口約35万人)では24日、化学工場の廃液貯水池が決壊し、大量の窒素化合物が河川に流入。25日正午までの12時間、全域で給水を停止した。
工場では毎年1回の設備補修の際、汚染物質をまとめて河川に放出していたが、当局は最長2時間程度の給水停止しかしていなかったことも明らかになった。
一方、新華社電によると、24日に4人が死傷する化学工場爆発事故が起きた重慶市●江県では、ベンゼンなどの有害物質が河川に流入。当局は付近の学校を休校にしたほか、活性炭やスポンジなどを使って汚染物質の除去を続けている。
中国共産党は先に採択した「第11次5か年計画」(2006〜10年)案で、国民に重大な健康被害をもたらす環境問題への対応強化を国策に掲げたばかり。(●は執の下に「土」)

中国情報局『鳥インフルエンザ拡大、農業部「遺伝子変異している」

中国農業部は28日、新たに湖南省・永州市と新疆ウイグル自治区・〓善県で高病原性のH5N1型鳥インフルエンザウイルスの感染による家禽の大量死が確認されたことを発表した。(〓は善におおざと、以下同)
湖南省・永州市零陵区では今月18日、家禽402羽が、新疆・〓善県では22日、家禽288羽が死んでいるのがそれぞれ見つかった。すでに両発生地点の周囲3キロメートルで家禽それぞれ1万3481羽、5万2162羽が殺処分されている。
農業部はまた、中国各地で感染が確認された高病原性鳥インフルエンザウイルスの遺伝子が、ある程度の変異を起こしたものであると発表。ただし、「人から人に感染する能力は持っていない」と説明した。衛生部も28日、「鳥インフルエンザは、ウイルスに感染した家禽とその分泌物、排泄物に接触しなければ感染することはない」と発表。中国当局は感染拡大による社会不安を打ち消すための対策に懸命だ。