from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

大連日本人学校の副教材差し押さえ

NIKKEI NET

「中国も(北京)オリンピックをやったり、(上海)万博やるんだから、もっと開かれたきちんとした国にならないと」――。中国大連市の大連日本人学校が日本から取り寄せた歴史などの副教材128冊で、台湾などの記述に問題があるとして、大連市の税関当局が差し押さえた問題を巡り、自民党片山虎之助参院幹事長は28日午後の記者会見で、中国にこう苦言を呈した。
「摩擦は起こさない方がいいけれども、何でも起こさない方がいいというものでもない。問題があれば、日本政府が抗議すべきじゃないか」と述べ、日本政府に毅然(きぜん)とした対応を求めた。
中国側が、中国と台湾を色分けした地図や尖閣諸島を日本の領土とした記述を問題にしていることに関しては、「それは中国の言い分だ、単に。尖閣諸島は日本政府は日本の領土と一貫して言っているし、台湾の問題も中国はそう(中国の一部だと)言っているが、台湾はまた別の言い方をしている」と不快感をにじませた。

と。そこまで言うと内政干渉じゃないの。
この差し押さえ事件に関して、中国外交部劉建超報道官が定例記者会見で、

そこでみなさんに事件の経過を説明したい。今年4月12日、大連日本人学校が大連空港を通じて1539冊の教材を輸入し、大連税関は15日、その中の1411冊の通関を許可し、128冊を一時差し押さえた。税関が検査したところ、そのうち15冊の地理教科書の地図で中国大陸と台湾が2つの色に塗り分けられていることがわかった。われわれは、これは中国の「出版管理条例」と「個人の印刷物及び音響・映像製品の携帯及び郵送による輸出入に対する中華人民共和国税関の管理規定」に違反していると考える。税関は「中華人民共和国税関法」と「中華人民共和国税関行政処罰実施条例」の関係規定に基づき、これら15冊の地理教科書について積み戻しの処分を行う。中国は今後も法律によってこうした問題を処理するだろう。
外国人学校の教材が中国と同じ観点でなければならないかどうかは、それぞれのレベル、内容による。要するに、物品の通関問題は法に従って処理するということだ。大連で起きた問題は中国の主権と一つの中国の原則にかかわり、また中国人民の感情にかかわるもので、原則問題である。中国の税関が法律に従って処分をすることには完全に法的根拠がある。

と。これは外交の一環なのか。