今朝妻が会社に行ってしまうと、急に寂しさがこみ上げてきたようで「ママ、ママ〜」と子供が大泣き。送っていく途中も保育園に着いてから別れるまでずっと泣いていた。でも、保育園に行く途中、黒いスポーツが通り過ぎるのを見て、泣きながらも「かっこいいぶぶ」といった。
今日、保育園で歯科検診があり、連絡帳にその結果があったが、虫歯が2本あり、歯が少しよごれていますと書かれていた。虫歯はないと思っていたのだが。
[反日デモ関連]
久しぶりに駅前の本屋に行って驚いた。書店の一番目立つお奨め本コーナーの真ん中に置かれていたのは、数冊の反中本。清水美和著「中国はなぜ「反日」になったか」(文春新書)、黄文雄著「中国こそ逆に日本に謝罪すべき9つの理由―誰も言わない「反日」利権の真相」
(青春出版社)、黄文雄著「反日教育を煽る中国の大罪―日本よ、これだけは中国に謝罪させよ! 」(日本文芸社)、王敏著「新書ほんとうは日本に憧れる中国人「反日感情」の深層分析」(PHP新書)、鳥居民著「「反日」で生きのびる中国 -江沢民の戦争」(草思社)といった本だ。中国事情を冷静に分析したような本は一冊もなかった。
JMMの「『大陸の風−現地メディアに見る中国社会』第46回「メンツ外交」」に、
日本のメディアが呉儀氏の突然の帰国にその原因となった具体的な「発言」を探ろうとしている間、アジア系のメディアはすでに「誰のどの発言」が中国の逆鱗に触れたのかではなく、中国が求めていたのは「メンツ」であることを示唆している。
つまり、訪中中だった武部自民幹事長の言葉も、小泉氏の靖国参拝継続発言も、中国にとってはメンツを潰された形となった。そして外交的には非礼とされるのは重々承知の上で、日本のメンツを潰すというお返しに出た。日本のメディアではもちろんそういう言葉は使っていないが、今回の呉儀氏の急きょ帰国に日本も「メンツを潰された」と感じているのは間違いない。
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さて、日本は今後、中国との関係をどうしたいのか。東アジア共同体を構築してい
くつもりではなかったのか。ならば、中国との関係改善は避けて通れない道である。
「華人の故郷」である中国と対立しても、東アジアどころか、アジア全体の日本に対
するシンパシーは決して得られるはずがない。
とあった。どうかなあ。日本のメディアが帰国原因を探ろうとしていたようには見えない。すっかり反中的になっている日本人には「常識はずれのマナー」とさえ伝えれば十分だった。「常識はずれのマナー」の国がすることだから、「メンツを潰された」とも感じてないと思う。ようするにメンツを気にするような相手ではないということ。今の指導者達には、「東アジア共同体を構築していくつもり」なんぞまったくないと思われる。