from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

郵政民営化

JMMで、村上龍さんの「郵政民営化に関する国会審議、どこが焦点か?」との問いかけに対して、慶應義塾大学経済学部助教授の土居丈朗さんという人が、民営化大賛成のようで、

今の郵便局のサービスで満足していてはいけません。民営化という出資の有限責任化、株式会社化というメリットを生かせば、はがきが50円、封書が80円などという「高い」郵送料をもっと安く出来るのです。また、民営化はそれを目指すべきものです。

と述べている。「葉書50円、封書80円が高い」って。えっ、どうやってそれより安くできるの?クロネコメールでも最低80円だけどね。何でもっと安くする必要があるのかな。安くしてすごく喜ぶのは、大量に郵便物を送りつける会社だけじゃないの。ダイレクトメールが気軽に出せないように一般の郵送料はもっと高く設定して、お金に困っている人には特別に配慮した郵送料を設定するとかした方がいいと思うけど。
この人は、都会のことしか考えていないようだ。都会だけ考えれば、郵便局は不要なものといえる。郵政の問題は、田舎でかかるコストをどうやって負担をするのかということに尽きる。この答えがないから、揉めている。国鉄の民営化で困っているのは田舎の人だ。赤字路線はどんどん減らされ、第三セクター方式でうまくいっているところはほんの僅かだ。