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子育ての日々の断片を書き綴る

2020年に石油の供給量を倍増

中国人民網日文版に、

先般、中国石油・石化工業協会の潘徳潤副会長・秘書長は「北京第八回科学博覧会・中国エネルギー戦略サミットフォーラム」の席で、「中国の石油産業発展の戦略目標として、2020年に石油の供給の安全を前提として、石油の供給量を倍増し、国民経済の『二倍増』の目標を目指す」ことを明らかにした。

と。「ええっ、2倍にするって」と思って、読んでみると、

社会の発展において科学的な観念を突っ込んで貫徹し、グローバル化、市場化、多元化を目指し、国内と国外の資源を利用し、国内における原油の生産量を確保する上で、国外の石油資源の導入に努める

とある。全然具体的じゃない。この後に続く、「安定した石油備蓄と供給のメカニズムを構築する」、「新エネルギーを開発し、既存のエネルギーの節約を図る」、「石油資源の節約を優先的な地位に置く」、「科学技術のイノベーションを通じて、石油の利用効率を引き上げ、石油に代わる新エネルギーの開発に積極的に力を入れる」は、石油の供給量の倍増に関係ないじゃん。
2倍で驚いていたら、新潮社フォーサイトには、「2015年までに石油輸入量は3倍増との見通しも」あるという。「中国は2003年日本を追い越し、世界第二の石油消費国になった」が、一人当りの消費量でいうと、「米国人一人当りの石油消費量は約4,100リットル/年であるが、中国のそれは約300リットルである」と。日本は、約2,200リットルらしいから、まだ日本の約1/7。2020年に倍増というのは、少な目の見通しということになる。