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子育ての日々の断片を書き綴る

ミャンマー情勢

東京新聞国際圧力効果なく 対ミャンマー 中印、民主化より資源確保」。

スー・チーさんは今月二十二日、自宅前で反政府デモを行っていた僧侶らと対面して以降、動静が伝えられておらず、刑務所に移送されたとの情報も流れた。国際社会が懸念を深める中、ガンバリ氏とスー・チーさんの面会は、軍政にとって「無事」を訴える格好の場となった。
スー・チーさんとの面会に先立ち、ガンバリ氏は新首都ネピドーで軍政首脳部と会談した。反政府デモの武力弾圧の中止を求めたガンバリ氏に対し、軍政側は「デモは既に制圧済み」で、「あくまで国内問題」との姿勢を示したとみられる。
軍政が米国などの制裁措置の強化にもかかわらず、強硬路線をとり続けるのは、ミャンマーの最大の後ろ盾である中国や、ミャンマーとの経済関係を強化するインドが制裁に同調する姿勢を見せていないためだ。
中国、インドとも表向きはミャンマー民主化推進を求めている。だが、両国とも天然ガスなどのエネルギー資源確保が最大の関心事とされ、「ミャンマーの治安の安定だけが望み」(外交筋)との見方は根強い。