from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

WHOがようやくパンデミックと発表した

注射で新型コロナウイルスに感染させられ、抗体を取り出す試験に使われる夢を見ていて、4時過ぎに目が醒めた。5時過ぎにも目が醒め、6時に起床。

息子がほとんど食べなかったミネストローネを温め、朝ごはん。

ゴミ袋を持って、7時前にうちを出た。

電車に乗り、空いた席に座って、ラジオを聴いて過ごした。周りを見渡すと、マスクが手に入らないと言われているのに、7割ぐらいの乗客がマスクをしている。

駅を出ると、風が強く、少し寒く感じた。神田上水沿いに行くと、咲いたサクラの花があった。

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会社に着いて、消毒後、コーヒーを飲み、新型コロナウイルス情報。

仕事はまあ予定通り。

5時40分過ぎに会社を出て、息子に電話。出なかったが、駅に着く前に電話をしてきて、「今友だちのうちにいる。晩御飯はいる」。

7時前に帰宅。テレビを見ながら、一人で夕飯。ギリシャでの聖火の採火式と聖火リレーのニュースと、新型コロナウイルスパンデミックのニュースを同時にやっている。さすがに観客なしの採火式だった。

 

最前線で新型コロナウイルス感染症の患者の治療に当たる都立駒込病院感染症科部長の今村顕史さんは今、何を見据えているのか。

https://www.buzzfeed.com/jp/naokoiwanaga/covid-19-imamura

重くなっていく人はなかなか退院できず、ベッドを埋めていきます。さらに、重症管理になって呼吸器をつけた人は高齢者が多いので、なかなか呼吸器から離脱できないのです。そうすると入院期間も相当長くなってくる。

肺炎を起こす人が積み重なり、なおかつ重症で呼吸器が外れない人が含まれてくると、厳しいです。感染者の分母が多くなれば、必ず重症者の実数も増えることになります。実数が膨らめば医療を圧迫していくのは間違いない。

重い人の割合が増えれば、人的資源も費やされるし、物品も不足する危なさも、今の時点で、臨床の肌感覚で想像がつく。その規模は分母の大きさ次第になってくる。

確かにこの病気は分母が増えれば医療を圧迫する。

よく「医療崩壊」という言葉が使われますが、その病気で圧迫されるだけでなく、それが増えることによって通常の医療の質が落ちてしまうことも含まれます。本来救えるような他の病気にまで手が回らなくなる。

例えば、災害の時は、重症度に合わせて同じ部屋に複数の患者を入れられます。でも感染症は違う。感染している人としていない人を同じ空間には入れられない。集中治療の場所も全部コロナ用にしなければならなくなるかもしれません。

でも地方で集中治療をやっている病院は、地域全体の集中治療をまかなっています。そこが一つの感染症で占有されてしまったら、他の医療の質が落ちてしまいます。将来的な医療への圧迫は、総体として考えなければなりません。

駒込病院はがんセンターでもあります。がん患者の治療もしっかり安心して行えることを目的に、この病院は作られました。建物の構造も、どんなことがあってもがん治療を死守できるように、考えて作られています。コロナだけに視野を狭めてはいけません。

息子は、10時半過ぎにこっそりと帰って来て、リビングには来ずに自分の部屋にこもった。