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子育ての日々の断片を書き綴る

これで良かったのかどうか

ロイター「菅政権の人事次第で政策修正の見方、円高対応で問われる手腕

民主党代表選は、菅直人首相が小沢一郎前幹事長に圧勝したが、国会議員票はきっ抗する結果となり、今後の小沢氏の処遇など閣僚と党役員人事次第では、菅政権のこれまでの政策が軌道修正される可能性が指摘されている。
首相続投こそ決まったものの、菅政権が直面する課題は山積しており、まず進行する円高への対応や、それを含めた2010年度補正予算編成など景気対策で「菅・新政権」の手腕が問われることになりそうだ。さらには、来年度予算編成でのマニフェスト事項の扱いや消費税を含む税制抜本改革の議論、補正予算編成の議論などで財政拡張的な小沢路線への妥協を迫られる可能性も懸念されている。
新たな船出となる菅政権の今後を占う上で、試金石となるのが内閣改造だ。代表選の前哨戦で「仙谷由人官房長官外し」に動いた小沢グループを抑え込み、鳩山居抜き内閣から菅首相独自の組閣ができるのか、それとも「挙党態勢」という旗の下で、官房長官を交代させたり、小沢氏に近い議員を取り込むことになるかによって、政策の方向性が大きく変わる可能性がある。