from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

もう熱がさめた

nikkeibp.co.jp『大前研一:「最小不幸社会」は敗北主義のスローガンだ』から。

すべての政党は民主主義の基本である「最大多数の最大幸福」を共通の第一目標にすべきである。「最小不幸社会」などという言葉は政党としては恥ずべき敗北主義のスローガンである。
「生活の質を上げて、コストを下げる」のが政府の役割である。その邪魔をしている官僚や利権団体を破壊してこそ自民党で染みついた垢(あか)を掃除する民主党の役割がある。政権交代早々バラマキと低値安定、そしてやる気のない人を助ける、と宣言する内閣にはあきれて物が言えない。

ロイター「菅政権の「第三の道」とは「大きな政府」路線か=第一生命経済研 熊野氏」から。

菅政権は、新しい政策方針に「第三の道」を掲げている。この方針は自動的に「大きな政府」路線になると考えられる。成長分野として、環境や医療介護などを挙げるが、市場原理を当てはめにくいだけに、そこで大きな需要創出は容易ではないだろう。むしろ、官業の肥大化といった弊害に目を配り、市場化テストを徹底させることで無駄を省き、民間にできる民間に任せることが重要だ。

アゴラ『「できないものねだり」はおやめなさい!スウェーデン財務相からの警告 - 北村隆司』から。

妄想が空回りし続けた鳩山前首相と違って、現実的な政治を目指す管首相の姿勢は大いに歓迎しますが、「高福祉、低負担」を捨てきれない歯切れの悪さと、何を、何時、どのように具体的に取り組むのかが皆目判らないのは困りものです。
経済に素人の私ですが、「増税で集めた金を、需要と雇用を創出し社会保障を強化する分野に政府が適正に投入する」と言う菅首相の方針には賛成出来ません。理由は、日本政府や官僚には成功体験が無い事と「社会主義」と言う官営投資は全て失敗に終っているからです。これでは、一度も成功体験のない起業家に巨額の投資を任せるようなものです。