中国が先週末、通貨・人民元のドルに対する為替レートをより柔軟に変動させる方針を発表したのを受けて注目された週明けの中国の外国為替市場では、午後になって元高が徐々に進み、一時、先週末に比べて0.4%余り上昇しました。
中国は、人民元のドルに対する為替レートについて毎日基準値を定め、上下0.5%の幅の中で変動させるとしながらも、金融危機以降は事実上、1ドル6.83元前後に固定してきました。しかし、19日、「人民元為替レートの弾力性を高める」とする声明を発表し、従来の変動幅の中で、為替レートを柔軟に変動させる方針を示しました。