from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

息子と一緒に多摩湖までサイクリングした

samso2009-01-02

今朝も朝からよく晴れた。
「サイクリングにいく?」って聞くと「いく」と言うので、サイクリングにでかけることにした。「今日は小金井公園よりもっと遠いところにいくよ」「いきたい」。友だちから50km自転車で走ったことがあると聞いたことがあったようで、挑戦するという。「じゃあ、多摩湖までいくよ」「ちょうせんする」。
うちを出たのは10時過ぎ。中央公園内を通り、千川小学校横を過ぎ、多摩湖自転車道を目指した。多摩湖自転車道に入ると、サイクリングとジョギングをやっている人たちが大勢いた。破魔矢や福袋を持った歩いている人たちもいた。

小金井公園に行く小道を過ぎると、自転車道を分断する道路が次々とあり、ペースが上がらない。11時前に花小金井駅前に着いた。ミスタードーナッツの店が見えたので、休憩することにした。息子はダブルチョコレート、私はオールドファッション。15分ほど休憩し、出発。

小平ふるさと村入口、小平駅南口を過ぎて、萩山駅まで行くと、自転車道が西武多摩湖線と並走するようになった。自転車道を横断する道路が少なくなり走りやすい。ペースを上げて先に走っていくと、後方からおばさんの声がしたような気がしたので振り向くと息子の姿が見えない。来た道を戻ると息子が倒れていて、おばさんとおじさんに起こしてもらっていた。傍に行くと大泣き。「大丈夫?」と声をかけると「だいじょうぶ」と答えた。「なんでこけたの?」「あしがひっかかった」。
 
大丈夫そうだったので、先に行くように伝えた。距離標があったので、自転車を止めてあと何キロあるのか見ていたら、「多摩湖まで行ったら、見晴らしがいいところがあるよ」とおじさんが声をかけてきた。あと、10キロ以上はあるようだった。
武蔵大和駅西の交差点を過ぎて先に行くと「村山貯水池」の標識が見えてきた。この辺りから上り坂になった。息子のペースが落ち、なかなかやってこない。ときどき立ち止まって息子を待つ。おしゃべりもしなくなった。
分かれ道になってどうしようか迷っていると、息子が「あそこにちずがあるよ」。信号を渡って、多摩湖付近地図を見ると、狭山湖方面に行くか、貯水池を横断する堤体方面に行くかの分岐点だった。もう1時前だったため、堤体方面に行くことにした。歩道を提体方面に行くと、行き止まりになった。自動車道の端には自転車で走るエリアがない。向こう側に行くには階段を降りて堤を渡るしかないようだった。階段の両脇にスロープがあり、息子に「降りれる?」と聞くと「おりれる」。恐々自転車のハンドルを持ち降りていく息子を心配しながら見守った。何とか下の堤まで降りることができた。貯水池と西武遊園地の観覧車が見渡せる場所まで行って、妻に電話。
 
風が強いのですぐに出発。堤を渡ると今度は登り。息子に「大丈夫?」と聞くと「のぼりのほうがこわくない」。無事一人で登り切った。息子が「おなかすいた」と言う。辺りにはレストランもコンビニもあるようには見えなかった。自動車道を横断して、自転車道らしい橋の上り口に向かった。橋に着くと貯水池が見渡せた。

景色を眺めたあと、自転車を走らせると、西武球場のドームが間近に見えてきた。西武遊園地が見えてきた先にコンビニがあった。自動車道を横断し、コンビニに入り、おにぎりとカレー饅とお茶を買った。「どこで食べるの?」と聞かれ「休憩できるところで食べよう」と言って、自転車道に戻った。西武遊園地の脇を過ぎていくと休憩場があった。

残念ながら、工事中で池を隠すように壁が立てかけてあって、座ると池が見えない。風も強く、食べだしてもゆったりとした気分にはなれなかった。食べ終わってから、立ち上がって壁の向こうを見ると、富士山が見えた。「みたい」と息子が言ったがトイレに行きたそうだったので、先にトイレに行かせた。トイレから戻ってきて、息子を持ち上げ、富士山を見せた。

休憩場からは急な下り道だった。最初は恐々だったが、なんとか降りきった。公園の中を走っていくと今度は登り道。何回か立ち止まり、息子が登ってくるのを待った。
公園内の道を出て、右に行くと「ここはさっききたところだよ」と息子に言われた。まだ先だと思っていた自転車道のようだった。Uターンした。しばらく行くと「おなかすいた」。この辺りはなにもなかった。八坂駅前に来るとイタリアンレストランがあったが、「パスタはいい」と息子。先に進んだ。小平駅前に来ると、モスバーガー松屋があった。「どっちがいい?」と聞くと「ぎゅうどんがいい」と答えた。
松屋に入って、カレーと牛めしの大盛りを注文。すぐに出てきたカレーを味見させると「ちょっとからい。もういい」と答えた。結局、牛めしを半分食べ、お味噌汁を全部飲んだ。

店を出ると、息子はそれまで無口だったのに、鼻歌を歌いながら自転車を漕いだ。それからは順調に中央公園まで戻ってきた。中央公園を通り過ぎ、もう少しと思いながら息子の後についていくと、バタっと息子が倒れた。今度は泣かずに自転車を起こした。
うちに着いたのは、4時前だった。「ママ〜、ただいま〜」。ちょっと興奮して多摩湖まで行ってきたことを妻に伝えた。自転車で走行した距離を調べると、40km弱だった。
妻がお隣のおばあちゃんの誕生日プレゼントを買ってきていて、これからバラの花を買いに行こうと妻が行っていたのに、息子が勝手に一人で渡しに行った。妻が玄関に行くと、お隣のおばあちゃんが息子にプレゼントと言って包みを渡していた。息子がうちに入ってきて、包みを開けると、牛の絵が描かれた絵馬のサブレだった。

夕飯後、GyaOで「バットマン ビギンズ」を観た。息子は傍らでバラエティ番組を見ていた。