from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」を今頃観た

samso2007-03-10

朝の6時半頃、妻は会社の知り合いの女性と帰ってきた。子どもが起こしに来たが、起きる気力なく、無視。目が覚めたのは9時。誰も起きてこないので、一人で朝食。こどもはしばらくして起きてきた。
妻たちが起きてきたのは、お昼頃。妻が作った昼食をみんなで食べる。天気がいいので「何処かへ行こう」と言うと「こがねいこうえんにいって、そりしたい」と子ども。小金井公園に行くには遅すぎる思い、「美術館に行こう」と言うが賛成しない。ぐずずぐしている間に2時過ぎ。誰も出かけようとしないので、昼寝。
3時過ぎに三人は井の頭公園に行くと言って出ていった。
4時前に、本を返しに図書館へ行き、また本を借り、ビデオ屋へ。「ナイロビの蜂」を借りようとしたが、全部借りられていて、借りられず。奥に行って、日本映画のコーナーに行くと、まだ見てなかった「ALWAYS 三丁目の夕日」が目に止まって、借りることにした。
帰って、早速見た。冒頭で子どもが模型飛行機を持って外に出る。空き地で飛ばすのかと思いきや、狭い路地ような場所で飛ばしてしまう。子どもでもこんな狭い場所で飛ばすわけないだろう。子どもが飛行機を放してから画面が途切れることなく飛行機が飛んでいく先を写す。うまくつないであるなどと思いながら、昭和33年のノスタルジックな世界に引きずり込まれていく。あの時代、うちにはテレビも冷蔵庫も電話も水道もなかった。氷で冷やす冷蔵庫ですら、お店にしかなかった。クリスマスもなかった。あの頃、東京と片田舎はまったくの別世界で、田舎ではあんなに明るい生活はしてなかったはずだ。昭和33年のテレビの普及は百万台でしかなった。
鈴木オートの息子一平のしゃべり方は、小津安二郎の「お早よう」に出てくる子どもにそっくり。参考にしたんだろな。路面電車が走るシーンは、「芋たこなんきん」の初期の頃のシーンを思い出させた。「芋たこなんきん」がCGの手法を真似たようだ。「ALWAYS 三丁目の夕日」が流行ったので、「芋たこなんきん」を作ったということか。この前見た映画「それでもボクはやってない」で出ていた小日向文世さんともたいまさこが出てきた。二人が出てくるのは偶然なんだろうか。などと思いながらも、時々涙して見た。
三人は11時頃、帰ってきた。