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子育ての日々の断片を書き綴る

納豆ダイエットデータ捏造

NIKKEI NET「納豆ダイエットデータ捏造、メーカーは販売減少懸念」。

関西テレビ放送大阪市)の情報番組「発掘!あるある大事典2」が、納豆のダイエット効果について実験データを捏造した問題で、納豆メーカーからは売り上げの低下など悪影響を懸念する声が上がっている。
だいもんじ食品(福島市)では、7日の放送後注文数が3―4倍に。「放送前より売れ行きが下がるのではと心配している。短い間ですがいい思いもさせてもらったので仕方ないかな」と斎藤伸一専務(45)は苦笑い。「健康食品だということには変わりはないので誤解しないでほしい」
納豆の“本場”水戸市のだるま食品は注文の増加で連日残業。21日まで増産態勢を組んでいた。高野正巳社長(61)は「従業員も疲れがピーク。そろそろブームも終わりかなと思っていたけどこんな形になるとは。消費者に不信感を与えたのは残念。正直にやってもらわないと困る」と語気を強めた。〔共同〕

内田樹の研究室「納豆疑獄とメディアの凋落

この納豆番組については番組放送前に大手スーパーに対して、納豆業界から「近日中に納豆が大量に売れますからおおめに発注しておいてください」という告知があったらしい。
この番組ひとつで納豆業界が短期間に莫大な利益を上げるということを関係者たちは見越していたということである。
「近いうちに納豆が爆発的に売れますよ」という「インサイダー情報」はもちろんテレビ側から業界に流れた。