from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

官民格差

週刊BPnet「2007年展望:経済 官僚社会主義ニッポンの行方は明るいのか?」(木村 剛)。

ライブドアの元経営者らが数十億円の粉飾決算で逮捕されたのに、夕張市は数百億円の借金を赤字隠しのために使っても誰も逮捕されない。民間ならば「粉飾」なのに、役人だったら「赤字隠し」でセーフになるわけだ。
金銭にかかわる文書を偽造すれば、民間だったら「詐欺」で訴えられる。いっぽう社会保険庁は、最も重い処分でも「停職」。しかも、6人に最長2か月を課しただけだ。役人だったら「不正免除」と言われるだけ。おとがめなしですんでしまう。
他人の金を無断で使えば、横領罪に問われる。ところが岐阜県庁では、公金から17億円もの裏金をつくったにもかかわらず、懲戒免職でクビになったのは、私的流用した者を含む4人だけ。職員の半数を超える4421人が関与した事件なのに、それで終わりなのだ。民間だったら「横領」なのに、役人だったら「私的流用」で許されてしまう。

共感できるのはここだけ。株価が上がれば、景気がよくないと感じている人たちが景気がよくなったって感じるようになるのか?『「正社員=幸せ」「非正規社員=不幸せ」という画一的な価値基準を国民に押し付け、そういう押し付けこそが不幸な格差社会を生み出していることに気づいていない。』って何? 「なかなか盛り上がってこない個人消費の背景には、このグレーゾーン金利廃止を決めたことも影響がある。良くも悪くも、貸金業者の貸し出しが日本経済の潤滑油になってきた現実を無視すべきではないのに、完全に無視してしまった。 」納得いかないなあ。