from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

「胡同のひまわり」を観た

今夏最高の35℃。
エアコンを付けないで寝たら、やはり暑くて目が覚めた。まだ6時になのに子どもが目を擦りながら起きてきて、「パトレイバーは?」。「まだやってない」と言うとまた寝に行った。
8時過ぎに起きてくると勝手にテレビを点けた。風人物語をやっていた。誇張と省略の仕方が絶妙。子どもは熱心に見ていた。パトレイバーが始まると「パトレイバーはかっこい〜」。
子どもを知人に預けて「胡同のひまわり」を見に行こうと言っていたが、やっぱり子どもが可哀想だから行かないと言うので、一人で観に行った。「Bunkamuraル・シネマ」のHPの混雑状況によると「40分〜1時間前受付」になっていたので、早めに行ったが混んでいなかった。観客中心は60歳代と思われる女性。
予告編で「狩人と犬、最後の旅」という映画を紹介していた。予告編で見る限りすごい映像。観たくなる。
胡同のひまわり」はやはり泣ける映画だった。子育ての難しさを考えた。裏切った友人を許せない父。自由にさせてもらえなかった父を許せない息子。恋人が身ごもったときに勝手に中絶させた親。親から子どもはまだ作らないのかと言われ意地になって作らない息子。最後はお互いを許すが生活を共にすることはない。しかし、30歳のシャンヤン役の彼はまったく画家には見えなかったなー。
1976年の唐山地震のときの話が出てきた。北京でも大きな被害が出ただろうか。
産経新聞胡錦濤主席 唐山地震30周年現地視察

30日の中国国営新華社通信によると、胡錦濤国家主席は28、29の両日、24万人の死者を出した河北省の唐山地震から30周年を機に唐山市を視察した。胡主席は復興に貢献した市民と交流したほか、開発区を訪れた。
 新華社電は、「党の配慮と人民の支援で、唐山人民が『抗震』精神を発揮、廃虚の上に活力ある『新唐山』が建設された」と強調した。

うちに帰ると、子どもの友だちが来ていて、うちの中が散らかっていた。「いい映画だったよ。見に行ってきたら」と妻に言うと最初は渋っていたが、6時前に知人と見に行くと言って、妻は子ども二人を置いて出かけた。
喧嘩をしてもうすぐに帰ると言っていた友だちだったが仲直りしてかくれんぼしたり、ボーケンジャーごっこをしたりして遊んでいた。家の中を壊されそうになってきたので、外に連れ出した。市民公園に行ったら、今日はブランコを気に入っていつまでも揺らせられた。死んだアブラゼミを見つけてきて見せると「セミだ」と言って昂奮。蚊に刺されまくるので、7時頃に退散。うちに戻って遊ばせていると8時過ぎに友だちのお母さんから電話がかかってきた。友だちはまだ帰らないと言って電話を切った。また電話がかかってきて迎えに行きますと言ってきた。ご飯を食べさせているとお母さんがやってきた。まだ遊んでいたいと言っていたが、帰って行った。
友だちが帰って掃除をしていると「ママ〜」と言って泣き出した。10時前に寝かせたが、11時半頃寝ぼけてまた「ママ〜」と言いながら泣いていると妻が映画に行った知人を連れて帰ってきた。
寝ようとしたが冴えて眠れなくなった。セミが鳴いていた。普段は聞こえない自動車の音。暴走族が走っているのか。2時半頃にようやく眠ることができた。