from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

水に溶ける灯籠

毎日新聞『灯籠流し:水に溶ける商品…「環境問題」で揺れる』。

夏の風物詩「灯籠(とうろう)流し」。最近、水に溶ける灯籠が回収の手間がかからないことを売りに増えつつある。ところが、環境NPO非営利組織)などが「川が汚れる」と問題視し、国土交通省や自治体も「回収できず不適当」と主催者側に見直しを求める事態になっている。「目の前で回収されたら味気ない」との思いからも考えられた溶ける灯籠。日本の伝統的な風習が、環境問題で揺れている。
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水溶性の灯籠の使用は全国的には100カ所程度と見られている。東京・隅田川の灯籠流しでは、昨年は水に溶ける灯籠だったが、東京都が「好ましくない」としたため、今年は溶けない材質に切り替えた。

隅田川流灯会は、「地元住民からの要望もあり、戦後六十年の今夏、環境に配慮して水溶性の灯籠を用意するなどし、ようやく復活にこぎ着けた」(東京新聞)ということだったようだが、この「水溶性灯籠」はどこがいけないんだろう。「2006長岡まつり」には「川の汚染を考慮して、現在は環境に優しい水溶性の灯籠を使用しています」と書いてある。