from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

権力こそ主張の源泉

月刊「記録」編集長』から。

自民党は大きく分けると「腐ったハト」と「清潔なタカ」の両派があってどちらかが首班の座を射止めると主義主張はおとなしくするという暗黙の了解があった。権力と主張の交換である。タカ派が首相になれば軍縮に、ハト派が首相になれば防衛力増強に力を注ぎがちであった過去が証明している。この当たりが国民にわかりにくく「美酒」に酔えない不満を抱えつつも何だかんだと持ってきた。きっと小泉純一郎にも「腐ったハト」側は期待した論理であろう。
だが彼は権力と主張の交換に応じずに権力こそ主張の源泉と打って出た。