from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

咳が出始めた

熱は上がらないが、咳が出始めた。
子どもを保育園に送っていって、連絡帳などを所定の場所に置きながら、机に座っていた保育士さんが糊で折り紙を切り貼りしていた。「大変ですね」と声を掛けると「そうなんですよ。数が多くて飽きちゃいます」と言った。工作の時間に、園児達に色々作らせるが、園児達が作れるのはほんの一部。ほとんどの部分は保育士さんが作り、完成したモノを家に持って帰らせている。持って帰ってくるモノは全部大人が見て、一見可愛らしいと思えるモノばかり。シュタイナー教育だったら、このようなモノは作らせないだろう。
シュタイナー教育では、「幼児期の子どもたちの場合のぬらし絵は、楽しく遊べればよいのです。幼児は一つの色にも本当に深く入り込んでしまいます。これほどにまで、というくらいに味わいつくします」として、透明水彩絵の具の色の変化を楽しませる。出来上がった絵の評価には重きを置かずに描いているときの子どもの心を感じ取るだけ。丸が描けるようになるとか、ママの顔が描けるようなことを目標としない。シュタイナー教育でも形を学ばせないわけでない。直線や曲線を何度も描かせて、「形の生まれてくる過程を体験」させるようだ。