宇宙飛行士の山崎直子さんが乗り組むスペースシャトル「ディスカバリー」は、日本時間の２０日午後１０時８分、アメリカ・フロリダ州のケネディ宇宙センターに着陸しました。
山崎さんを乗せた「ディスカバリー」は、日本時間の２０日午後９時すぎ、地球への帰還に向けた準備が整ったとして、エンジンを噴射して地球を回る軌道を離れました。そして３０分後に大気圏に突入し、空気の抵抗を利用しながら徐々に高度を下げて、日本時間の２０日午後１０時８分、ケネディ宇宙センターに着陸しました。「ディスカバリー」は当初、日本時間の１９日夜に地球に帰還する予定でしたが、ケネディ宇宙センターの天候が悪かったことから、１９日から２０日にかけてあわせて３回着陸が延期されました。今回が初めての宇宙飛行だった山崎さんは、今月５日から１５日間宇宙に滞在し、国際宇宙ステーションに８トンの物資を運び入れたほか、野口聡一さんとも対面し、宇宙で日本人どうしの初めての対面が実現しました。また、年内にも引退するスペースシャトルに乗り組む最後の日本人になりました。山崎さんは、簡単な健康チェックを受けて、問題がなければシャトルから外に出て、２週間ぶりに地上に降り立ちます。
