from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

映画「武士の一分」を見た

samso2007-07-07

息子は、7時頃、目を擦りながら起きてきた。「今日はお泊まり保育だね」「うん」。
朝ご飯を食べた後、弁当を買いに行った。24時間営業の弁当屋に入ると、女性が一人で働いていた。「何がいい?」「のりべん」「じゃあ、こののり竜田揚弁当にするよ」。10分ほど待って出来てきた。量が多すぎるので、小さめのプラスチック容器をもらって帰る。うちに戻って、もらってきた容器に3分の2ほどを移し替える。冷蔵庫を開け「ミニトマトがあったはずだけど」と言うと「ぜんぶたべた」。「じゃあこれでいい?」「いい」。
一緒に行こうと言うので、8時45分過ぎに三人でうちをでた。保育園に着くと担任の保育士さんが机を出して受付をやっていた。妻が「紙持ってきた?」「何の紙?」「健康チェックの」「知らないよ」「どうしよう」「先生に言えば」。「お早うございます。よろしくお願いします。「健康チェックの紙を忘れたんですけど、後でもってきますね」と妻。
うちに戻って、「郵便局に荷物取りに行ってくる」と妻に言うと「紙持って行って」。保育園に寄ってから、郵便局へ。うちに戻って、荷物を開けると、商品券とトーマスの貯金箱が入っていた。京都に行ったときに息子がもらったが、忘れてきたものだった。10時半から団地の号棟会議に出かける。夏祭りの話が主。
妻が知り合いと会って何処かに食べに行くと言っていたので、吉祥寺の三越があった場所に開店したヨドバシを見に行った。バスを降り、店の近くまで行くと、歩道が人で埋まっていた。

店内もかなりの人。入口近くは携帯電話売り場。auの売り場が目立つ。奥は、パソコン売り場。フルハイビジョン対応のパソコンが目立つ。上の階に行って、AV売り場を覗くと、50型以上のテレビがいくつもあった。音楽プレーヤーのコーナーに行くと、イヤフォンのお試しコーナーがあった。1万円近くもするオーディオテクニカの耳栓型イヤフォンで視聴してみる。5千円程度のものと比べると確かにいい音だが、ちょっと硬質な感じがした。カメラが置いてある階に行って、デジタル一眼レフカメラのコーナーに行ってみた。K10Dのコーナーには誰もいなかった。オリンパスのコーナーも人が少ない。E-410E-510を触ってみる。重さは気にならないが、世界最小らしいE-410でも大きすぎると思う。
電池コーナーに行って、eneloopを買った。全然使っていなかったポイントカードを差し出して、ポイントを見てもらうと2年間使っていなかったので、ポイントが消滅しますと言われた。2700ポイントほどあったのにパーになった。
上の階に行くとユニクロがあった。エスカレーターを降りると、入場制限をしていた。女性モノ売り場を過ぎないと男性モノ売り場に行けない。混雑した通路をようやく抜けて、シャツ売り場へ。買うつもりはなかったが、気に入ったのがあったのでシャツとポロシャツを買った。レジは空いていた。ヨドバシを出て、駅に向かって歩いていくと、携帯電話店があったが、一人も客がいなかった。
映画を観ようと思ったが、観たい映画もなく、電車で三鷹駅まで行って、レンタルビデオ屋へ。「武士の一分」を借りた。
夜テレビを点けると、NHKBSで「日めくりタイムトラベル−昭和62年−」をやっていた。バブル景気の真っ最中の20年前。何をしていたのか記憶がほとんどない。「カミオカンデ」で初めてニュートリノが観測されたのがこの年。小柴さんがノーベル賞をもらったのは15年後。ファミコンソフト「ドラクエ」ブームだったが、やったことがない。国鉄がJRに。国電E電と呼ばせようとしたが不評ですぐに使われなくなった。俵万智さんの「サラダ記念日」発売。この本を発売したのは河出書房だが、その前に俵万智さんの短歌に注目したのは月刊カドカワの若い編集者だった。角川で歌集を出版しようとしたが、売れないと却下された。「サラダ記念日」は280万部のベストセラーになった。「小錦が外人初の大関」、「首都圏大停電」「ニューヨーク株式市場のブラックマンデー」。少し思い出した。東京に出てきて、八王子に暮らし始めた頃だった。マウンテンバイクで林道を走ってたっけ。
この番組の後、「フォークの達人」。イルカ、パンダ、所太郎の三人が出ていた。「シュリークス」というフォークソンググループで一緒にやってたって知らなかった。イルカの旦那の神部和夫さんが亡くなっていたことも知らなかった。
11時半頃、妻が帰ってきて、「フォークの達人」を見終わってから、映画「武士の一分」を見た。木村拓哉の演技が光る映画。毒に当たって家に戻ってきたときの顔は別人のよう。部屋のたたずまいや風景にもこだわった画面作りだったが、妻の加世がお墓参りの帰りにお茶屋に入っていくシーンはいかにもセットで作られたものって感じ。もったいない。妻の不倫を知った新之丞。離縁し、家から妻を追い出す。妻が番頭の島田藤弥にだまされていたと知ったあとも、妻がどうしているのかと中間の徳平に聞かない新之丞はちょっと不自然。