from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

小金井公園でソリ遊びをした

samso2007-02-12

「おはよー」と目を擦りながら起きてきた。「おはよー」と返すと、昨夜隣に寝ると言って一度布団を持ってきたが、結局妻と知人たちが寝る寝室で寝てしまったことの言い訳を言った。しばらくしてみんな起きてきたので、朝食に雑炊を作った。
小金井公園にみんなで行くというので、10時前にうちを出た。昨日と気温は同じ程度と思われたが、風が弱く、暖かい。珍しく子どもが先に走っていき、追いかけるようにしてバス停に向かった。バス停の手前で信号待ちしていると、本数が少ない小金井駅行きのバスが目の前を通り過ぎた。20分近く待ってバスに乗り込んだ。五日市街道が混んでいて、いつもより時間がかかって公園前に着いた。バスを降りると、子どもは先に横断歩道を駆け上がっていって、「どっちがこうえん?」。「こっちだよ」と答えると「ああ、こっちか」と言い、また先に行った。階段を駆け下り、調子に乗って走って行って、転んだ。泣きそうな顔を向けたが、みんなが見ていたので恥ずかしいのか我慢した。
ソリを買ってやると約束したので、売店へ連れて行って、「赤と黄色のどっち」と聞くと「あか」。1100円だった。ソリを持ってソリゲレンデに向かう。「先に一緒に滑り台する?」と聞くと「うん」と言って子どもは走って行って一人で滑り始めた。知人のTちゃんはアスレチックで遊び始めた。子どもに近寄って、「先に滑りに行く?」と聞くと「うん」と言って戻ってきた。ソリゲレンデに着いて上に登り、ソリの上に子どもを乗せ、押したがあまり滑らない。戻って子どもたちが並んでいる先に石けん水の水槽があり、石けん水を付けないといけないと分かる。石けん水を付けると、子どもを乗せたソリは勢いよく滑って行った。3回目はもう少し早く滑らせてやろうとして強く押すと曲がってしまい子どもを乗せたソリは1回転。ヒヤッとしたが、下に行ってから子どもがソリから落ちた。戻ってきたときに「怖くなかった?」と聞くが「ぜんぜんこわくなかった」。4回目は一緒に滑り降りた。一緒に乗る方がスピードが出るようだった。だんだん混んできて、石けん水を付ける行列が長くなった。Tちゃんがやってきたので、「やる?」と聞くとうなずいた。石けん水を付けてソリの上に載せようとすると嫌がった。急に怖くなったようだった。「じゃあ、ママと乗る?」と知人が聞いても嫌がったが、なんとか乗せ、二人は滑って降りた。戻ってくると気に入ったようだった。子どもが一緒に乗りたいと言うので、今度は子ども同士で乗って、滑り降りた。

妻が本を読み出したので、「たてもの館に行ってみよう」と誘った。子どもは「もっとやりたい」と言い張ったが、諦めさせた。売店まで行くと、妻が「シシカバブを食べたい」、子どもが「だんご」。知人がソーセージ、焼きそば、肉まんを買ってきて、いきなりお昼ご飯。お腹が一杯になり、「行くよ」と急き立てた。
「江戸東京たてもの館」に向かって歩いていくと梅林で梅の花がほころんでいるのが見えてきた。この前子どもと来たときは咲いていなかったが、近づくとかなり咲いていた。
「江戸東京たてもの館」に入ると、「はらっぱ大会」というのをやっていて、あちこちに体験コーナーが設けられていた。左に歩いていくと、皿回しの体験コーナーがあった。簡単そうに見えたが、やってみたがなかなか綺麗に皿が回らない。側の空き地では、チャンバラ大会をやっていた。段ボールで出来た陣地があり、子どもたちが陣地ごとに集まって戦いの合図を待っていた。腰に紙風船を付け、剣に仕立てた紙の棒で紙風船を割るようだった。うちの子どもには無理そうだったので、近くにあった写真館を見学。エントランス広場に戻って、折り紙細工のコーナーで紙をもらい、テーブルで紙飛行機を作った。子どもたちは紙飛行機で遊びだした。椅子に座って見ていると妻はウナギパイを取り出した。
今度は右に行って東ゾーンに向かった。高橋是清邸の前に来ると、子どもが「はいってみたい」。南の縁側に回るとガラス窓があって暖かかったが、室内はかなり寒い。「路面電車に乗るよ」と先に行く。ペンキを塗り替えのか、路面電車は新しくなったように見えた。さらに奥に行くとベーゴマ大会をやっていた。前に来たときと同じように、竹馬、自転車の車輪回し、独楽回しをやる。独楽のツバメ返しはやっとできた。しばらく遊んでいると、独楽回しの実演が始まった。若い人でかなりうまかったが、調子が悪いようで何回も失敗をし、言い訳をしていた。知人の子どもが寝てしまったので、退散することにした。

帰りの五日市街道は朝よりもっと混んでいて、かなり時間がかかって帰ってきた。知人が帰る前に夕食を食べてもらうと妻は食事の用意。子どもたちはジグソーパズルで遊びだした。知人の旦那さんが4時半頃迎えに来た。夕食が終わり、知人が帰ろうとすると、子どもが「Tちゃん、きょうもとまっていく?」と引き留めようとした。
掃除をしたあと、借りてきたビデオ「グッドナイト&グッドラック」を観る。なかなかいい映画だった。「彼らの目に映るのはおそらく― 今の世に はびこる退廃と現実逃避と隔絶でしょう。・・・テレビは人を欺き 笑わせ 現実を隠している。それに気づかなければ― スポンサーも視聴者も制作者も後悔することになる」「もしテレビが娯楽と逃避だけの道具ならもともと何の価値もないということですから。テレビは人を教育し 啓発し 心さえ動かします。だがそれは使う者の自覚次第です。それがなければテレビはメカの詰まった―ただの箱なのです。グッドナイトそしてグッドラック」とエド・マロー