from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

Big Brother is talking to you

JMM『「監視される市民と、もみ消そうとする首相官邸」 ロンドン〜スクエア・マイルから』。

イギリスの一部の都市で試験的に始まったのが「しゃべるCCTV」。街のポール高くとりつけられたCCTVが人々の行動を監視。といっても、人工知能が組み込まれているわけではなく、近くのオフィスにある24のスクリーンを監視している担者の声である。ごみを落とす人はもちろん、酔っ払いや非行少年らの行動を見張っており、その警告は3段階。たとえば、新聞を道に落とせば、「その毛糸の帽子をかぶった方、どうぞその新聞を拾ってください」とくる。
もちろん、教育の行き届いた「しゃべるCCTV」。指示に従ってきちんと行動してくれた人には「Thank you」も忘れない。それに従わないと、声のトーンがきつくなり命令調になる。それでも無視すると写真が地元新聞に「辱め」として掲載されるのだとか。市内引き回しの刑の現代版か。もちろん必要とあれば警察への連絡も行われ、実際 Vandalism(ヴァンダリズム=公共物破壊行為)などで逮捕者も出ているとのことだ。