from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

鈍感力を身につけさせる

nikkeibp.co.jp『著者に聞く --渡辺淳一氏 「鈍感」とは極めて前向きな生き方である』。

「鈍感」というと、一般的にマイナスのイメージがあるでしょう。周りの状況が読めないとか、人の言うことにすぐ対応できないとか。だから鈍感であってはいけない、敏感な方がいい、とされている。でも、鈍感なのは素晴らしいことなんですよ。傷ついてもすぐに立ち直れるし、いろいろなことを言われてもすぐに忘れられる。私が言う「鈍感力」とは、どんな時もくよくよしないで、へこたれずに、物事を前向きに捉えていく力のことです。
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子どもの時に受ける親の教育が大きいと思います。鈍感力とは、自信があることと表裏一体なのです。自分に自信があるから、くじけずにやっていける。だから親は、子どもを褒めることが大切ですね。甘やかしてはいけないけど、褒める時はしっかり褒めてやる。「お前は間違っていない」「よくやった、頑張ったね」と言われ続ければ、子どもは図に乗って、鈍感力のある人間に育っていきます。この「図に乗る」ということが大切です。逆に「お前はダメだ」と言われ続けたら、何をやっても自信の持てない人間になってしまいます。
あとは、とにかく人と接することです。鈍感力とは、人と接することを恐れない力でもあるんです。人と接するのが苦手で、おっくうがっていたら、鈍感力は身につかない。人と接することを「面白い」「楽しい」と思わないと。