from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

佐渡に行った

samso2006-05-03

珍しく妻が一番早く起きた。お陰で早めの朝食を食べ、佐渡に向けて出発。
予約した新幹線の発射時刻より、30分以上早く東京駅に到着。妻と子供が待合所にいる間にホームに上がってみた。すごく混んでいて身動きが難しいほど。待合所に戻ると、高崎に帰るという子犬を連れた女性と二人は話していた。
出発時刻の5分前にようやく掃除が終わり、10時16分発の「とき」に乗り込むことができた。グリーン席に着いてほっとしたかと思ったら、もうホームを離れていた。ホームの喧騒とは別世界のように車内は静かだった。乗った新幹線は全席指定席だった。1つ前に発車した新幹線も自由席はないとアナウンスしていたようで、新幹線には長い間乗ったことがなかったが、全席指定席がほとんどになったんだろうか。

上野駅を過ぎても乗っていた車両の席はがらがらだったが、大宮駅で満席になった。大宮駅を過ぎる頃までは、子供は「みてみて」と興奮していたが、いつのまにか窓にもたれて寝てしまった。妻は子どもより早く寝てしまっていた。
越後湯沢駅近くはまだかなり雪が残っていて、妻と子どもを起こすが、ちらと見たきり、また寝てしまった。長岡駅近くもまだ平地に雪が残っていた。去年4月に通りかかったときには、青いシートが屋根を覆っている家がちらほら見られ、地震のなごりがあったが、もうそんな家は見当たらなかった。
終着駅の新潟駅に着いて、お腹が空いたので改札を出てすぐに食堂に入った。私は海鮮ラーメン、妻は刺身定食を頼んだが、ラーメンを食べ終わっても刺身定食を出てこなかった。魚を切るだけなのになんで遅いのだと妻。子どもがウンチをしたいというので駅のトイレに連れて行くと、和式しかなかった。子どもは和式トイレを見て、「うんちできない」と言った。「じゃ、しないで帰る?」と言うと切羽詰っていたようでズボンを脱ぎだした。どうやってウンチをするのか分からないようでやり方を教えた。トイレから戻ると、妻は刺身定食を食べていた。
駅を出て港に向かうバス停がすぐに見つからず、タクシーで港に向かった。予約しておいたがジェットフォイルは満席ではないようだった。20分ほど待ってジェットフォイルに乗り込むと2階席はほぼ埋まった。出航するといつの間にか、速度計の表示が72km/hになっていた。大型海獣がぶつかり怪我人が出たというニュースをよく見るので、みんなシートベルトをして大人しく座っていた。ほとんど揺れないのに、妻はちょっと気分が悪くなってきたと言った。
丁度1時間で佐渡の両津港に着いた。気温が低くて東京とかなり温度差があるようだった。乗船場の通路を歩いていくと、子どもを肩車した知人が見えた。1年ぶりの再会だった。妻たちは2年ぶり。知人の子どもの顔が少年ぽく見えた。知人の家に着くと、奥さんと下の子どもが出迎えてくれた。

家の中に入ると、昨年引越しを手伝うために来たときと様変わりしていて、綺麗にリフォームされていた。特に台所は特筆もの。知人が自分で作ったというコンクリート製のカウンタトップはストーンで出来ているように見える。家の中のあちこちにストーブが置かれ、まだ使っていた。
懐かしいので、夕食も話が弾んだ。いつも早く寝ているというので、8時半ごろにベッドに入った。