from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

監視で犯罪を予防できるのか

東京新聞「見逃すな凶悪事件の予兆」から。

長谷川(博一)氏は動物の虐待する人物について、「親などからネガティブな圧力を受けて育った子が多い。日ごろから横着な子は動物虐待をしない。むしろ、おとなしく、無口なタイプに多い。思春期の負のエネルギーが行き場を失い、ゆがんだ形で消費されている」と解説する。
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動物虐待事件を凶悪事件の予兆としてみる意識の必要性を力説するのは、犯罪アナリストの梅本政行・犯罪予防相談センター理事長だ。
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「地域社会の全員が小さな犯罪に目を光らせることで、大きな犯罪を防げる可能性が高い。そのためには行政・警察の情報公開が重要だ。子どもの親や特定の住民だけでなく、事件のあった半径五百メートルの全戸にビラを配布するぐらいの対策をしなければいけない時代になった」

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茂木健一郎脳と創造性 「この私」というクオリアへ」から。

問題を起こす児童は、多くの場合、幼少期に十分な心理的安全基地(Safe Base)を与える保護者を欠いていた、ということを見いだしたのである。ボウルビィは、心理的な安全基地を与えてくれる保護者に対して幼児がいだく親近感、いつも近くにいたいと思う気持ちを「愛着(attachmennt)」と名付けた。
愛着を抱くことができる保護者がいてこそ、幼児は心理的な安全基地を確保することができ、不確実だが、新しい可能性を思う存分探索することができるのだ、ということを発見したのである。