小売店や露天で、野菜や果物を買うときは、量り売りだ。スーパーでも、パックしないで山盛りにしてある野菜や果物を選んで買うときは、量り売りになる。価格は、一斤、つまり500グラム単位である。
スーパーでは、重さを計ってくれる係のところに野菜や果物を入れたビニール袋を持っていく。その係の人の前には、電子秤が置いてあって、乗せると、値段が印刷された紙が出てくる。その紙をビニール袋に貼ってもらって、レジに行く。重さを計ってくれる係の人たちはあまり親切ではない。計ったのモノを手渡してくれることはまずない。秤の上に置いたままか、こちらが手が届きにくいところに置いたりする。混んでいるときは、なかなか計ってもらえない。おっとりしている次から次と人が割り込んでくる。
物売りの人たちから買うときは、分銅を動かして目盛りを見る「さおばかり」で計ってくれる。子供のときは日本でもあったが、最近は見たこともなかった。ハンディな秤だから、まだ使われているんだろう。
古い道具といえば、上海のような大都会でも、まだ大八車を見かける。これも子供のときの思い出の中にあるだけのものであったが、ここではまだ現役で使われている。