from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

狂い咲きなのよ

昨夜妻が帰ってきたのは11時頃だったようだ。その割には早めに起きた。子どもは起きてこず、起きてもママに抱きついたまま食卓に来た。
保育園から帰るとき、園庭の藤をふと見上げるといくつか花が咲いていた。側にいた保育士さんに「藤の花が咲いてますね」と言うと「狂い咲きなのよ」と言った。
会社の帰り、ポツポツと雨が降り出した。保育園から帰るときもポツポツ。どうしようか迷ったが、食材不足だったので、うちに一旦帰って荷物を置いて、傘を持ってスーパーに出かけた。スーパーに入って、野菜・果物コーナーに行くと、「もも、たべた〜い」と大声を上げた。「うちに缶詰があるから買わない」と言うと「買ってよ」とまた大声。無視して先に行くと諦めた。鶏肉と刺身を買って、総菜コーナーに行くと子どもがいなくなった。あとで探すことにしてレジ待ちしていると、「パパ〜」と言う子どもの声が聞こえてきた。声がする方を見ると、手にウインナーの袋を持って走ってきた。帰るときもポツポツのままで傘を差さずにすんだ。
夕食後、また勝手にテレビを点け、テレフォンショッピングの番組を熱心に見だした。飽きると「お絵かきしよう」と言ってきた。「今日は何描くの?」と聞いても答えないので、乗り物図鑑を持ってきた。ペラペラめくっていると、「はしごしゃかく」と
言って消防車を描きだした。描き終わると「みてみて」。
妻から電話があって、まだ会社にいると言ってきた。シャワーを浴びさせるともう10時。パジャマを着せていると「ママはなんじ?」と聞いてきた。「11時」と言うと「11じか」と言っただけでぐずらなかった。そのあと急に「もも、たべたい」と言ってきた。桃を食べさせたあと、ようやく寝室へ。「きょうはひさしぶりにぐりとぐら」と言って絵本を持ってきた。読み終わって電灯を消すと、素直に寝た。