from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

住民の監視の眼が行き届く範囲で責任をもって使えば?

BPnet『猪瀬直樹:暫定税率失効分を法定外税で補う──「揮発油引取税」構想

国の道路特定財源は余っている。小泉政権発足後、公共事業予算が3%ずつカットされてきたのに財源は確保されているのだから、余剰金が出るのは当然である。これを使い切ろうとして、国土交通省は各地の出先機関でマッサージチェアやミュージカルに“流用”してきた。
国税としては余っていたからといって、地方自治体の生活道路にあてる道路予算までも道連れにしてはいけない。だからこそ、国がダブつかせてしまった部分を、地方が自ら必要な分だけ徴収すればよい、というのが今回のプランの発想だ。
地方が独自で課税しても、住民の監視の眼が行き届く範囲で責任をもって使えば国のようなムダは減るだろう。国が地方を縛るような補助金と違い、税と行政支出の対応関係は透明化される。国の役人と違い、地域の首長に対しては住民が選挙を通じてチェック機能を働かせることができる。