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子育ての日々の断片を書き綴る

道路のあり方を議論せよ

NBonline【山崎養世の「東奔西走」】 道路について徹底的に議論せよ 戦後復興期の財政のあり方から今こそ脱却を」から。

2008年の通常国会が始まりました。大きな焦点になりそうなのが、ガソリン税を引き下げるのか現状を維持するのか、という道路財源の暫定税率の問題です。
でも、本当の問題は、それにとどまらないはずです。なぜなら、終戦から7年後の1952(昭和27)年に決められた道路建設の財源のあり方こそ、戦後の財政と政治のシステムそのものです。まさに自民党のビジネスモデルであり、戦後体制です。
これまで、小泉純一郎元総理は「自民党をぶっ壊す」と言い、安倍晋三前総理は「戦後レジームを変える」と言いました。しかし、戦後体制の本丸であるはずの、道路のあり方は変わりませんでした。
日本が、本気で、戦後の復興期に作られた財政のあり方から脱却し、21世紀の現実に合った政治と経済に転換しようとするならば、道路のあり方を変えなくてはなりません。今の道路のあり方が作られた1952年には、国会で徹底的な議論が行われました。56年後の今年の国会でも、時間をかけた徹底的な議論をすべきです。もし、まともな議論もせずごまかしに終わったら、日本の没落は止まらないでしょう。