from上海to東京

子育ての日々の断片を書き綴る

こんこんきつねは本を見ないでも作れる

ぐずらずに起きて、ご飯を食べた。早めにご飯を食べ終わり、歯磨きをしたあとで、「ちょこれーと、たべていい?たべたら、もういっかいはみがきする」。「自分で判断して。食べてもいいと思うなら食べたら」「たべる」。
外に出ると「かいだんでおりる」。自転車置き場から自転車を出していると「はしっていっていい」。「いいよ」「じゃ、いくね」「信号のところで待っているんだよ」。「わかった」と言って先に行ってしまった。
信号のところまで行くと、足踏みして待っていた。「信号が変わったからもう行っていいよ」。駆けていくのを後から追いかける。保育園に着くまで走っていった。「じてんしゃよりはやいでしょ」「前よりだいぶ速くなったよ」。
「りゅっく、かして」と言って先に部屋の入口まで行くと、「きょうはもうかえっていいよ。ひとりでしたくをするから」。迎えの時刻を記入してから外で待っていると、「パパ〜、たおるがない」。「ロッカーに入っているよ」「あ、あった」。「もういっていいよ」と言うので、「ちゃんとお支度してね」と言って別れた。
今日はシルバー人材センターに頼んでいなかったので、定時過ぎに会社を出た。コートを着ていなくていいような気温だった。7時過ぎに保育園に着いて、掲示板を読むと、今日は消防自動車に乗ったとあった。
「帰りも走る?」「うん、はしってかえる」。「さき、いくよ」と言って走っていった。団地に着くと、「かいだんのぼる」と言って駆け上がった。エレベーターを降り、玄関まで歩いていくと、「これなに?」。「生協のものだよ」「もってはいる」。
「おなかすいた」というから慌てて支度をして食べさせたが、ご飯を食べきらないうちに「もうおなかいっぱい。ハイジつけて!」。12巻目の2話だけ見せた。
妻から電話があって、子どもが出た。「何て言ってた?」「まだおしごとだって」。
「折り紙しようか」「うん」。折り紙の本を持ってきて「何作る?」と聞くと、「えーと、こんこんきつねはほんをみないでもつくれる」。作り出したが忘れたようで、「つくれない」と言って怒り出した。「そんなんじゃ何もできないよ」と言うと、キレてモノを投げ出した。「どうしようもないね。先にシャワーを浴びる」と先にシャワーを浴びていると、ドアを蹴って入ってきた。体を洗っている間も拗ねていた。
寝室で薬を塗ってあげ、着替えを置いてくると、着替えて居間にやってきたので、「もう1回一緒に作る?」。「つくる」「ほら、出来たでしょ」「うん」。
布団に入ると、「きょうはなによむの?」。黙っていると、「ちびおおかみ」の絵本を持ってきた。絵本を読み終わると「おやすみ」と言って寝てしまった。